CIC(上海佳艾商務信息諮詢有限公司)が中国におけるソーシャルメディアの展望を表したインフォグラフィックの2013年版をリリースした。中国のソーシャルメディア分野にさらに多くのプレーヤーが登場したというところだろうか。しかし特に注目されるのは「モバイルソーシャル」が追加されWeChat(微信)、Guanxi(関系)、Momo(陌陌)のようなモバイル専用のソーシャルネットワークが取り上げられていることだ。
これらのソーシャルサイトの中で、今年この堂々たる戦いの先頭に立ったのは、WeChatとSina Weiboだ。Weiboは勝ちたいと思っているようだが、その人気には陰りが見えており、拡張計画も今のところ進んでいない。一方、WeChatはいくつもの海外市場で人気を博しており、3億人以上のユーザを集めている。TencentのCEOで創設者のPony Ma(馬化騰)氏は、WeChatが次世代の大物になることをはっきりと確信しており、同ブランドの先頭に立って国際舞台に打って出ようとしている。
仮に、中国国内外の両方を牛耳ることができる1つのソーシャルネットワークがあるとしたら、最も可能性が高いのはWeChatだろう。そうは言ってもSina Weiboが困難な状況に陥っているというわけでなない。最近Sina WeiboがXiaomiと行ったソーシャルコマースのテストは特に印象的だった。これは特殊なケースである可能性も確かにあるが、こうしたプロモーションをさらに期待したいものだ(情報源:CIC)。
【via Tech in Asia】 @TechinAsia
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