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位置情報分析のナイトレイ、ポケモンGOの人気スポットを地図上に表示する「Pokémon GO Insight」を正式リリース

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東京に拠点を置き、位置情報データのアナリティクス技術を開発するナイトレイは3日、ポケモンGOの人気スポットやレアポケモンの出現情報を地図上に表示するウェブサービス「Pokémon GO Insight」を正式リリースした。ポケモンGOユーザのソーシャルメディア投稿を解析することで、どのスポットにどのようなポケモンが出現しているかを俯瞰的に把握することができる。 ポケモンがどこにいるかを探す上では、…

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東京に拠点を置き、位置情報データのアナリティクス技術を開発するナイトレイは3日、ポケモンGOの人気スポットやレアポケモンの出現情報を地図上に表示するウェブサービス「Pokémon GO Insight」を正式リリースした。ポケモンGOユーザのソーシャルメディア投稿を解析することで、どのスポットにどのようなポケモンが出現しているかを俯瞰的に把握することができる。

ポケモンがどこにいるかを探す上では、POKEVISION や PokeWhere などのサービスが使われてきたが、ポケモンGO開発元の Niantic の意向により、これらのサードパーティーからポケモンGOサーバやデータへのアクセスが遮断されたため、7月31日以降は POKEVISION や PokeWhere では情報を提供できなくなっている。対して、「Pokémon GO Insight」は、あくまでポケモンGOユーザが投稿したソーシャルメディア上のデータを元にしているため、将来的にも Nianteic の影響を受ける恐れが低い。

ナイトレイはこれまでに、ソーシャルメディア上の投稿から得られた位置情報を分析することで、企業がマーケティングなどに活用できる「ナイトレイGISメッシュデータ」や「inbound insight」といったサービスを展開している。ポケモンGOがリリースされてから1週間後の7月下旬、ナイトレイは同社が持つ解析データやリソースを応用することで、ポケモンGO の人気スポットが地図上に表示される「PokemonGo Popular Spot」をリリース。今回、レアポケモンの出現情報表示を改善するなどし、Pokémon GO Insightとして正式リリースに至った。

現時点で人気スポットとなっているのは、大阪の扇町公園、東京の世田谷公園、名古屋の鶴舞公園など。THE BRIDGE では、Pokémon GO Insight 上の情報更新頻度や日本国外へのサービスの拡張の可能性などをナイトレイに問い合わせているが、現時点でコメントは得られていない。

<8月3日16:40更新>

ナイトレイから回答が寄せられた。データについてはリアルタイム解析を行っているが、ウェブサイトへの更新反映は1週間単位とのこと(ポケモン配置が大幅に変わるため)。また、ニーズがあれば、都市単位でサービスを海外拡大させる可能性もあるとのこと。

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Ozloのチャットボットはポケモン狩りに役立ってくれる

Above: Pokémon Go is now under a huge pile of money.Image Credit: Niantic あらゆるチャットボットにおける最も素晴らしい挑戦というのは、便利にしてくれる方法を発見することだろう。とある開発者は最近、チャットボットを数分使ったことのある多くのユーザーがその動きに飽きて、アプリに戻ってしまうんだと指摘してくれていた。 最近、私はO…

Above: Pokémon Go is now under a huge pile of money.Image Credit: Niantic

あらゆるチャットボットにおける最も素晴らしい挑戦というのは、便利にしてくれる方法を発見することだろう。とある開発者は最近、チャットボットを数分使ったことのある多くのユーザーがその動きに飽きて、アプリに戻ってしまうんだと指摘してくれていた。

最近、私はOzloのチャットボットを試していた。これは食べる場所を探してくれるもので、まだそれを使っているのだが更に使いたいと思わせてくれる。同社はーーまだβ段階で、このアプリのウェイティング・リストに人々を追加しているような状況なのだがーーここにポケモンGOについてチャットできる機能を追加してくれた。

利用しているユーザーは周辺のジムやポケストップを検索できるので、わざわざそこに行くまでの手間を省いてくれる。このチャットボットは次のストップまでの行き方も提供してくれていて、そこに行くまでの時間などを計算してくれる。

私がこの機能追加の何を気に入ってるかっていうと、Ozloのチームがこの新たな機能を追加するというアイデアに取り組んだことと、それがこのボットを更に便利にした、ということなのだ。彼らはこれから旅行検索やQuoraのような質問システム、その他の機能を追加してくんじゃないかとみている。

ここに彼らの実施したすべての内容や、その機能がどのようなものかが投稿されている。

【原文】

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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中国人ゲーマーが日本でポケモンGoを「荒らしている」理由

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そうなるまで時間はかからなかった。 Niantic社の大ヒットARゲーム、ポケモンGoが日本でローンチされて1日もたたないうちに、日本のサーバーは中国人プレーヤーで溢れかえったといわれている。たとえば、Redditの膨大なポケモンGoカテゴリでトップになった投稿は、中国のハイレベルなプレーヤーが日本のポケモンジムを占領していることへの不満だった。 一部のプレーヤーは、ポケモンGoをナショナリズムの…

 via Flickr by “A Health Blog“. Licensed under CC BY-SA 2.0.
via Flickr by “Sadie Hernandez“. Licensed under CC BY-SA 2.0.

そうなるまで時間はかからなかった。

Niantic社の大ヒットARゲーム、ポケモンGoが日本でローンチされて1日もたたないうちに、日本のサーバーは中国人プレーヤーで溢れかえったといわれている。たとえば、Redditの膨大なポケモンGoカテゴリでトップになった投稿は、中国のハイレベルなプレーヤーが日本のポケモンジムを占領していることへの不満だった

一部のプレーヤーは、ポケモンGoをナショナリズムの宣伝にまで使っている。Redditのスレッドにポストされた写真では、靖国神社のジムが「中国万歳」というニックネームのハイレベルなカイリューに占領されていたことがわかる。

いつものように、中国人ゲーマーに対する怒りのコメントがRedditに溢れている。そして今後数週間のうちにさらに多くのアジア諸国でポケモンGoがリリースされるとともに、中国人プレーヤーの来襲が、現地で同じような怒りを巻き起こすことだろう。

ということで、相互理解のために、なぜこのようなことが起きるのか、アジア中のポケモンGoプレーヤーはどんな心構えをしておくべきなのか、いくつかの疑問に答えていこう。

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なぜ中国人ゲーマーは日本でポケモンGoをプレイしているのか?

中国人ゲーマーが日本でポケモンGoをプレイする最大の理由は、単にプレイしたいからである。現時点で中国ではポケモンGoはプレイできず、ゲームを楽しみたい中国人プレーヤーは他国のサーバーにアクセスしてプレイするしかない。記事執筆時点で、ポケモンGoサーバーが利用できる中国から最も近い国は日本である。

一部のプレーヤーは民族主義的な理由のために日本のサーバーを利用しているが、それはごく少数派だと思われる。ほとんどの中国人のポケモンGoプレーヤーは、ゲームを最良の状態で楽しみたいという理由だけで日本のサーバーを利用している。

中国のモバイルゲーム人口は巨大なため、残念ながら、「ごく少数派」は、何万人もの無法者になりうる。そして当然のことだが、これら無法者が中国人プレーヤーで最も目につくので、多くの人は、中国人プレーヤー全てが騒ぎを起こそうとして日本のサーバーでプレイしていると考えてしまう。

愛国主義とどう関連しているのか?

筆者はほとんどのプレーヤーが純粋に楽しむためにプレイしていると考えているが、ポケモンGoを日本でプレイすることに「愛国的な」側面があることも確かである。

まず、他のアジア諸国同様、中国は第2次世界大戦中、日本の侵略にひどく苦しめられ、それは中国のナショナリストの心にいまだに深く刻まれている。日本で象徴的なもの、特に、1,000名以上の戦犯を含む多くの戦死した日本人を祀った靖国神社に打撃を与えることは、中国のナショナリストにとって大きなアピールになるようだ。

しかし、より重要なのは、南シナ海の問題に関する、ハーグ仲裁裁判所の裁定であろう。厳密にいえば、中国とフィリピン間の紛争に関するオランダの仲裁裁判所の裁定は日本とそれほど関係はないのだが、中国ではこの裁定は、アメリカと日本が中国をコントロールしようとする圧力であり、(多くの中国人が考えている)中国の正当な主権範囲を奪おうとする動きだととらえられている。中国のナショナリストはこの件で憤慨し、これを国際的な侮辱ととらえており、日本のポケモンジムを乗っ取ることは、裁定に対する不服と不満の表現のひとつなのである。

しかし、繰り返すが、ポケモンGoをプレイする中国人ゲーマーのほとんどは、このようなことをしているわけではない。彼らは単にゲームをプレイしたいだけだ。

 via Flickr by “A Health Blog“. Licensed under CC BY-SA 2.0.
via Flickr by “Saad Akhtar“. Licensed under CC BY-SA 2.0.

中国人ゲーマーは日本でポケモンGoをどのようにプレイしているか?

中国ではポケモンGoが入手不可能なため、中国のモバイルゲーマーはVPN経由でアクセスし、どうにかしてアプリをダウンロードしなければならず、そしてGPSを偽装する別のアプリを使う。GPS偽装とは簡単にいえば、偽のGPS情報をスマートフォンに渡すことで(たとえば)利用者が実際には中国にいるのに、ゲーム上は日本にいてポケモンが捕まえられるようになるものだ。

このような偽装ツールの多くは、ゲーム上でもチート(不正)ができる機能も持っており、本当はプレイヤーが実際に歩いたりどこかに移動したりしなければならないのを、ボタン一つで「歩き回る」ことを可能にする。しかしこれらのツールはポケモンGoでチートする全世界のプレイヤーに利用されており、中国人プレーヤーがこのような機能を他国のプレーヤーより多用しているという実際の証拠はどこにもない。

読者の国でポケモンGoがローンチされたら、同じことが起こるか?

起きるかもしれない。一般的な中国人ゲーマーは単にゲームをプレイする場を求めているだけなので、自国でプレイできるようになるまでは、アジア中のサーバーに現れるかもしれない。多くの東南アジア諸国のように、中国と領土問題を抱える国であれば、(うっとうしい)主張の手段として、愛国主義ポケモンプレイヤーがその国のサーバーに溢れかえるかもしれない。

中国でポケモンGoサーバーが利用可能になり、中国人がいなくなるまでどれだけ待つことになるか?

おそらく、かなりの時間がかかるだろう。筆者は個人的には、将来にわたりポケモンGoが中国で利用できることはないと考えている。それが間違いだったとしても、相当の期間、中国には上陸しないだろう。それには大幅な改変(たとえばGoogleマップの代わりに中国用のGPS地図に変更するなど)が必要になり、さらには国家新聞出版広電総局の長期間を要するモバイルゲームの認可プロセスを経る必要があるためだ。

中国人ゲーマーがMMO(大規模多人数同時参加型オンラインゲーム)など、その他のゲームを「荒らしている」こととは関連しているか?

一部の中国人ゲーマーは明らかに扇動家だといえるが、ほとんどの場合、中国人ゲーマーが海外ゲームサーバーに溢れかえっていたら、それは中国でそのゲームが利用できないか、人気のあるゲームの一部が中国からアクセスできないためである。

World of Warcraft(ワールド オブ ウォークラフト)のような大規模ゲームの場合、経済的な要素もある。多くの人が海外サーバーでゴールドを買おうとするのだ。しかし中国人ゲーマーはしばしば、面白そうだが中国でリリースされていない(たとえば)韓国の新しいMMOゲームのサーバーを溢れさせる。どこでも同じだが、中国のゲーマーは他国ですでに利用できるゲームや機能が自国に導入されるまで待てないのだ。

彼らには同情すべきところもある! 中国人ゲーマーがゲームを利用できるようになるのはたいてい最後で、仮に利用できたとしても、そのゲームはまた、検閲済みのものばかりなのだ。

中国人ゲーマーが海外サーバーをパンクさせるのがいまいましいのは理解できるが、覚えておいてほしいのは、中国の人口が莫大なのと、中国政府の規制が厳しいことは彼らにはいかんともしがたいことだ。彼らはただ、ゲームをプレイしたいのだ。

真に責められるべきは誰なのか?

これは複雑かつ主観的な質問だ。しかし確実なのは、ポケモンGoが中国でプレイできたなら、中国人プレーヤーが海外のサーバーを「侵略」する問題ははるかに軽微だっただろう。ではなぜポケモンGoは中国でプレイできないのだろう?

開発者であるNiantic社が単に優先度が低いと考えているのかもしれないし、中国当局(SAPPRFT、国家新聞出版広電総局)の規制が厳しいからかもしれない。中国インターネットでGoogleサービスをブロックし、ポケモンGoを導入するにはゲームのインフラに大規模変更を加えざるを得なくした中国政府のせいかもしれない。

しかし、だれを責めようとしてもかまわないが、筆者が言いたいのは、ほとんどのゲーマーは責められるべきでないということだ。もちろん、他国のサーバーに入り込んで荒らすことに弁解の余地はない。しかし、GPSを偽装して日本のサーバーに入ること自体は、それがゲームをプレイする唯一の手段であるのなら、荒らしとは違うと言いたいのだ。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia
【原文】

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ポケモンGOで崖から落ちたら…「ARで発生した事故」その責任はどこに?

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ポケモンGO、楽しんでますか? 通勤電車の中でも、交差点の待ち時間でも、定食屋の隣の席のおじさんまでもがポケモンGOしてる姿は、予想していたとはいえやはり若干異様ですね。これをブームというのでしょう。 そして予想と言えば「ポケモンGO事件」の数々ですが早速日本でも自転車とぶつかったり、写真撮られたと勘違いして怒る人が出てきたりとトラブル報告も目にするようになりました。 ではこれ、一体誰が悪いのでし…

ポケモンGO、楽しんでますか?

通勤電車の中でも、交差点の待ち時間でも、定食屋の隣の席のおじさんまでもがポケモンGOしてる姿は、予想していたとはいえやはり若干異様ですね。これをブームというのでしょう。

そして予想と言えば「ポケモンGO事件」の数々ですが早速日本でも自転車とぶつかったり、写真撮られたと勘違いして怒る人が出てきたりとトラブル報告も目にするようになりました。

ではこれ、一体誰が悪いのでしょうか?

この件についてメルカリで法務やIRを担当している岡本杏莉さんがnoteに興味深い考察を掲載していました。彼女は日米の法務に詳しく、特にテクノロジー関連で巻き起こる微妙な問題、例えばAirbnbの民泊問題経歴詐称など、世間を賑わす話題に法律的な視点で考察を与えてくれています。

詳細については彼女の文章をご一読いただくとして、個人的に興味があったのがAR(拡張現実)と注意喚起義務の箇所です。彼女が言及している箇所を引用します。

ポケモンGOのような、AR(拡張現実)技術を利用したゲームは、オンラインとリアルな現実世界とが融合するという新しい領域であり、その面白さは爆発的なヒットの一因になっているかと思います。他方で、上記のようなリアルな世界での事故の危険性もあるということになります。このようなゲームの提供事業者が、現実世界での事故を防止するためにどの程度の「注意義務」を果たすべきかという新しい問題について、裁判所がどのような判断をするかはまだわからないところです。もっとも、各当事者からは以下のような主張がなされることが考えられます。

ポケモンGOは立ち上げると最初の画面に「周囲を注意するように!」と注意喚起を促しています。また、世間的にも歩きスマホはするな、運転中の携帯電話は違法ですと至る場所に警告がある以上、それを無視して怪我をした方が悪いと考えるのが自然なのでしょう。一方でこのような考え方もあるようです。

アメリカでは、ポケモンGOのようなAR技術を利用したゲームの提供事業者の法的責任について、既に様々な議論がなされています。上記のような注意義務の程度に関しては、「崖のような危険な地域にはモンスターやポケストップを表示させないような措置を取るべきである、このような措置を取っていない以上、注意義務を果たしたとはいえないのではないか」という意見も出ているようです。

これはこれでごもっともですね。ARが現実世界をベースにするものである以上、上記のような検討は必要でしょうし、ポケモンGOのようなヒット作になった場合は集まってくる人の密度など、考えるべき要素が増えるので相当複雑な仮説検証が必要になるんだと思います。

ポケモンGOは「AR(拡張現実)」市場にどのような影響を与えるのだろうか

先日もこちらの記事で書いた通り、ポケモンGOはARという概念を極めて自然に一般の層へ届けることに成功しました。

確かに通常はARモードを使わない方が効率がいいのですが、新機能として対戦や交換などができるようになるという話もあるので、そうなるとこれから戦う相手をポケモンと一緒にARモードで撮影したりするような場面も出てくるかもしれません。当然盗撮まがいも問題になる可能性があります。

こういったAR越しの世界でどのようなルールが必要なのか、ポケモンGOで発生する事例を注意深く観察したいと思います。

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3000万ダウンロードに達したポケモンGo、リリース後1週間のApp Storeの記録樹立

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(編集部注:原文掲載 7月22日) ポケモンGoの成功は、Apppleのアプリストアでも過去に見た事がないレベルのものだ。 ポケモンGoはiOSのアプリストア上で最初の1週間で、過去最大のダウンロード数を記録した。Clash Royaleの記録を超えて1週間で1000万ダウンロードに達し、このGoogleマップをベースにしたモンスター捕獲ゲームは獲得したプレイヤー数という点では、これまでのどのゲー…

Above: Pokémon Go is No. 1. Image Credit: iTunes
上: 第1位のPokémon Go
Image Credit: iTunes

(編集部注:原文掲載 7月22日)
ポケモンGoの成功は、Apppleのアプリストアでも過去に見た事がないレベルのものだ。

ポケモンGoはiOSのアプリストア上で最初の1週間で、過去最大のダウンロード数を記録した。Clash Royaleの記録を超えて1週間で1000万ダウンロードに達し、このGoogleマップをベースにしたモンスター捕獲ゲームは獲得したプレイヤー数という点では、これまでのどのゲームよりも大きなものであることを証明した。

リサーチ企業のSensor Towerによれば、ポケモンGoが7月6日のデビュー以来3000万ダウンロードに達したとのこと。収益に関しては、ポケモンGoはすでに3500万ドルの収益をあげている。モバイルゲーム業界全体の市場規模は369億ドルである。

GamesBeatはこのゲームをリリースした株式会社ポケモンと開発企業のNianticにコメントをもとめた。新しい情報が入った際には、アップデートしたい。

アプリストアのデータに関して特筆すべき点は、ポケモンGoはまだ世界全体でリリースをしていないという点だ。7月6日にニュージーランドとオーストラリアで、米国で7月7日にリリースされた。他の地域のリリースは、それから1週間以上が経ってからだ。ポケモンGoの記録は3カ国のみで打ち立てられたということだ。

さらに付け加えると、Apple(そして、GoogleはGoogle Play Storeで)はまだポケモンGoを「おすすめアプリ」に入れていない。ほぼ全てのゲーム、Clash Royaleでさえも、AppleとGoogleがストア上で取り上げたことが初期のダウンロード数の勢いに寄与することとなった。だが、ポケモンGoはAppleやGoogleの助けを借りることなく、文化的なブームを巻き起こした。

ポケモンGoのこの勢いは今週も続くはずだ。Ninanticがようやく今週初めに日本でこのゲームをローンチさせたのだから(編集部注:原文掲載 7月22日)。

データトラッキングApp Annieによれば、ポケモンGoは現在、日本やアプリが利用可能な他の国でもトップの収益を上げているアプリだ(第2位のクロアチアを除いて。

【via VentureBeat】
【原文】

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私が子供たちにポケモンGOをさせたくない理由

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<ピックアップ> Why I won’t let my kids play Pokémon Go / Top Image Credit : 新宿御苑でポケモンGOを楽しむ人たち/Ryo Fuji @ CNET Japan ポケモンGOの考察が大量にでているので興味深くチェックしているのですが、子供とゲームの話題でひとつ考えさせられるものがありましたのでご…

<ピックアップ> Why I won’t let my kids play Pokémon Go / Top Image Credit : 新宿御苑でポケモンGOを楽しむ人たち/Ryo Fuji @ CNET Japan

ポケモンGOの考察が大量にでているので興味深くチェックしているのですが、子供とゲームの話題でひとつ考えさせられるものがありましたのでご紹介。

QuartzのJenny Anderson記者が書いたもので、周囲で家族揃って外出するきっかけになったり、過ごす時間が増えたといった話題の一方で、自分の娘たちにポケモンGOをして欲しくない、というものです。

彼の娘はまだ5歳から7歳でデジタルものや外で遊ぶのが大好きな年代です。この一番好奇心旺盛な時期にポケモンの情報を一度でも与えてしまうと、彼女たちはあらゆるものをそっちのけにしてポケモンに熱中してしまうことになりかねません。

ここまではよくある話なのですが、彼はこのことが子供の心理状況に与える影響が大きいのではと、ボストン大学で心理学を教えるピーター・グレイ教授の提言を引用しています。

教授の弁によると、テクノロジーは中毒性の高いもので、子供たちにある種の休憩時間(ダウンタイム)を与えない状況を作ってしまう可能性があり、この自由時間の欠如こそが外因性の抑うつや不安の原因になっているのではと指摘しているそうです。

デジタルの中毒性は私もよく理解していますし、ずっとスマホを見ながら食事をする友人・知人を見たりするにつけ、その危険性は子供だけでなく大人にだってあるわけです。なるほどと思いつつ、モヤっとした気持ちにもなります。

ちなみにポケモンGOは利用規約に13歳以下の利用について言及しており、非常にざっくりいうと「やったらダメじゃないけど親の了解を得て楽しんでね」という内容を記載しています。ちなみにGoogleアカウントでプレイする場合はそもそも12歳以下では取得できない仕組みになっております。

国内でも数日前、栃木県のとある町で小・中学生のスマートフォンやSNSを禁止するという、やや行き過ぎたルールが話題になっていましたが、やはりここは対象となる人物の判断能力や状況を十分にふまえて結論を出すべきなのだろうと思います。

個人的には禁止するルールよりも、理解して扱える能力を養う方に可能性を見出している方なのですが、ポイントは扱う側の対象人物が何歳で判断が可能になるのか、というものだと考えてます。当然ですが個人で差がある話なので一概に何歳だからOK、何歳だからダメというものにはならないはずですし、地域ごとの事情も考慮すべきなんでしょう。

つまり重要なのは一番近くにいる親の判断であり、おそらく記事に出てくるAnderson記者も自分の状況や子供たちの様子からこう考えたのだろうなと。

これから先、まだしばらくヒットは続くでしょうし、夏休みということもあって終わり間際には「ポケモンGOで夏休みの宿題できない子供続出」とか「不登校原因はポケモンGO?」のような煽り情報が出てくることと思いますが、チビッ子たちをお持ちの親御さんに至っては、デジタル世界の取り扱いについてお話する良い機会と捉えて家族コミュニケーションを深めていただきたいと思います。

via Technology – Quartz

 

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ポケモンGOは「AR(拡張現実)」市場にどのような影響を与えるのだろうか

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<ピックアップ> Will Pokémon Go help AR surpass VR in consumer adoption? ポケモンGO祭り、日本でもわかりやすいぐらいにヒットしていますね。海外でそうであったように、交通事故や崖から落ちる、警察署でポケモン探して捕まる、この手のネタは時間の問題でしょう。人類の再現性に期待しています。 そういう話題はさておき、個人的に大変気になっ…

<ピックアップ> Will Pokémon Go help AR surpass VR in consumer adoption?

ポケモンGO祭り、日本でもわかりやすいぐらいにヒットしていますね。海外でそうであったように、交通事故や崖から落ちる、警察署でポケモン探して捕まる、この手のネタは時間の問題でしょう。人類の再現性に期待しています。

そういう話題はさておき、個人的に大変気になっているのがこのゲームが与えるVR(バーチャルリアリティ)・AR(拡張現実)への影響です。ご存知の方も多いと思いますがこの市場はまだ初期段階であり、さらに言うとVRが立ち上がってその後にARがやってくるだろう(その先にはMR・複合現実がある)と言われています。

しかし、ポケモンGOはこの順番を変えるどころか、一気にマス・マーケットまで拡張してちびっ子たちを(お金払う親も一緒に)マクドナルドまで連れていくという、10年後ぐらいにようやくできるだろうなと思っていたシーンを実現してしまいました。

この件についてRecodeに転載されていた考察が私の今の心境を綺麗に整理してくれていたのでそちらを引用しながらこの市場に与える影響を考えてみたいと思います。

元はTech.pinionというオピニオン投稿サイトに公開されていた記事で、書いたのはTim Bajarin氏。Creative Strategiesのコンサルタントとして大手クライアントを担当してきた人物です。で、彼の主張をまとめるとこんな感じ。

  • ポケモンGOはARをうまく活用した例であり、「Next Big Things」であるバーチャルリアリティを追い越したのではと考える人もいる一方で、単なる一時期の現象と捉えてる人もいる。
  • VRがコンシューマーレベルに広がるには少なくとも2020年まで待たなくてはならない。この予想は自分の長年の経験から割り出したものである。
  • 新たなテクノロジーは三つのステージで広がりを見せる。それはすなわち次のようなものだ。
  • ファーストステージ:VRの場合はハイエンドゲームが牽引した。マーケットにおけるバリュープロポジションでVRがどのように働くのかを確定させるタイミング’。競合たちが出現し、価格は20%から25%落ちる。
  • セカンドステージ:各業界で利用が進み、VRでは旅行や不動産、エンタメなどでサービス提供が始まる。業界と利用者の教育が促進され、2年から4年でこのステージが終わる。価格は15%から35%下がる。
  • サードステージ:アーリーアダプターやバーティカルからの卒業で、幅広く消費者に向けてサービスが提供されるタイミング。価格は初期段階に比べて60%から70%落ちる。

Bajarin氏の主張ではARはこのファーストステージにあり、あと1年から2年でバーティカルに移行する「はず」だったんですね。マスマーケットに移行するには少なくともあと10年から15年という計算です。VRについてはもうちょっと早く、2020年にはマスマーケットで人々が手に取りやすい価格帯で、しっかりと価値も提供できるものができていると。

ちなみに現時点でのARというのはMicrosoftのHoloLensが代表例であり、ちょっと前にあったGoogle Glassや国内でも話題になったセカイカメラ、テレパシーといったアプリやアイウェアはそういう意味では早すぎたと言えるかもしれません。

こういう状況の中でのポケモンGOの登場は大変な衝撃だったわけです。

ポケモンGoは「ARゲーム」じゃない、IPの力で成功した位置情報ゲームだ

一方でこのようにポケモンGOをARにカテゴライズするのは間違いだという論もあります。個人的にはそこまで細かく定義しなくてもARの普及に一役買ってる以上、いいんじゃないかと思ったりもしたのですが、こういうパラダイムのシフトを考えると、手放しにポケモンGOを「ARゲームだ」と撒き散らかすのは少なくともメディアとしては間違ってるかもしれません。

Bajarin氏はこれらの整理の上で、ポケモンGOが市場に対してARがどのような効果をもたらすかという「価値」を提示してくれたことを評価しつつ、やはりこの3つのステージはその通りにやってくるとし、ARがVRを抜き去ってトレンド化することはないと予想しています。

VRとARは並べて語られることが多いので混同しがちですが、没入感やデバイスなど全く違います。ただ個人的な予想はBajarin氏と少し違っていて、VRとARはほぼ同じ速度でこの3つのステージを駆け抜けるのではと考えてます。

セカイカメラを取材していた時(リンク先は当時の私の取材記事)、私の大きな疑念はこの技術が何を目的とするのだろうか、というものでした。それはARというよりは位置情報サービスとしての視点です。(ARは位置情報と一心同体です)

※YouTube・当時からこういうARのコンセプトはあり、セカイカメラもこの世界観を目指していた

結果、Foursquareを始めとする位置関連の先行サービスはO2Oという言葉に傾倒し、セカイカメラも最終形態としてTabというおでかけ情報のサービスに変化しています。

つまり数年前のARは面白いインターフェースの一つであり、サービスのコアとは少しズレていたのです。ARは電池も食いますし、位置情報がズレるとほとんど意味のないものになる、というのが当時の状況でした。

ポケモンGOはそういう意味で、初めてARの役割、楽しさ、創造性を分かりやすく一般に証明してくれたと言えるでしょう。漫画やアニメで読んだ、ゲームで遊んだ記憶がそのまま実現するわけですから興奮する人たちが多いのも頷けるのです。

人を動かすのは情報や操作ではなく感動体験であり、それを実現したポケモンGO・ARビューの役割は大きかったと。もちろんIPの力も大きいですが。

この印象はVRが証明した没入感の感動と同様のものかもしれません。Bajarin氏が言うところのファーストステージにおける「価値の証明」です。

今後、ARはHoloLensをはじめとする高度なオーバーレイ・操作インターフェース技術により単なる重ね絵を超える感動体験を提供してくれることになるでしょう。それにはBajarin氏の言う通り、数年を待たなければなりません。しかし、市場に理解があるという状況はそれを幾分か早めてくれる予感がします。

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ポケモングラスとして注目されるVufine

ポケモンGOに習ったゲームの登場や「ポケモングラス」と言われるVufineのようなAR用途のグラス機器などは分かりやすい牽引例として注目しています。

Image Credit : VentureBeat

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メルカリのアッテがポケモンGO人気に便乗して早くもカテゴリ新設、Android版も公開

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メルカリ子会社で地域コミュニティアプリ「メルカリ アッテ」を提供するソウゾウは7月21日、Android版の提供開始を発表した。Android4.2以降で利用可能。 アッテについては公開時にこちらの記事でお伝えした通り、位置情報をベースに周辺地域で不用品やスキル、イベントなどの情報をチャット感覚でやり取りし、直接当人同士が会って売買などを実施するコミュニティサービス。 また、アッテはこのAndro…

pokemongo
メルカリ子会社で地域コミュニティアプリ「メルカリ アッテ」を提供するソウゾウは7月21日、Android版の提供開始を発表した。Android4.2以降で利用可能。

アッテについては公開時にこちらの記事でお伝えした通り、位置情報をベースに周辺地域で不用品やスキル、イベントなどの情報をチャット感覚でやり取りし、直接当人同士が会って売買などを実施するコミュニティサービス。

また、アッテはこのAndroid版の公開と同時に現在話題沸騰中の位置情報ARゲーム「ポケモンGO」のカテゴリを追加したことも伝えている。iOS版は7月14日から「仲間募集・イベント」カテゴリの中に「ポケモンGO」カテゴリが追加されており、Android版には近日中に追加するとしている。

ということで早速ポケモンGOの便乗リリースが届いた。(ちなみにご存知の通りまだ日本では始まってない)

このオバケみたいなメガヒットサービスは数々の伝説を打ち立てているが、中でもすごいのは周辺ビジネスへの影響度だ。例えば米国で食べログ的位置付けのサービスYelpでは検索結果をポケモン GO対象店舗で絞り込める新機能を追加して話題になっている。最近ではデートサービスまで出てくる過熱ぶりだ。

レビューサイト「Yelp」がポケモン GO人気に便乗、検索結果をポケモン GO対象店舗で絞り込める新機能

日本では日本マクドナルドがスポットとして提携したことを発表するなど、今後も位置をキーワードにしたサービスはポケモンGOに絡めてあれやこれやと手を打ってくることだろう。

一方で心配なのが危険性だ。もう各所でまとめられている通り、崖から落ちたり車でぶつかったり、強盗に襲われたりとリアル世界でのポケモンは危険を極めている。

「ポケモン GO」が現実世界をかき乱す?ポケモン追跡で崖から転落や死体発見など問題やトラブル相次ぐ

アッテはユーザー同士、直接会うことを前提としたサービスなので、見ず知らずのユーザー同士がポケモンGOを通じて出会うことで当然トラブルも予想される。この点について同社に確認したところ、このように回答してくれた。

「カスタマーサポート(CS)については現在アッテ専任が十数名でお問い合わせ対応をしている他、外部の業務委託もあわせて監視対応をしています。ガイドライン違反のものは削除対応しているのですが、消すまでに投稿と時間差がでてしまうので、目に触れてしまう場合があるかもしれません。最近は投稿だけでなくコメントの通報もできるようになったので、怪しい人は随時取り締まっています。また、ポケモンGO関連などで突発的に対応が増加した場合には、メルカリのCS(150名以上)から流動的にアッテ側へ人を増やす対応の予定です」(同社広報)。

ポケモンに夢中になったちびっ子たちがリアルロケット団に襲われたりしたらシャレにならない。関連する事業者の方々は十分に注意いただきたいと思う。

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ポケモンGoは「ARゲーム」じゃない、IPの力で成功した位置情報ゲームだ

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著者のSunny Dhillon氏はSignia Venture Partnersのプリシパル・共同創業者で、ゲーム、デジタルメディア、コマースの分野でシードとシリーズAラウンドの投資をするベンチャーキャピタリストである。 (本記事はこちらの記事の抄訳です。) 現在、街を歩けばすぐにポケモンGoに夢中になっているスマホ中毒のゾンビに遭遇するだろう。ポケモンGoは、Googleから生まれたNiant…

著者のSunny Dhillon氏はSignia Venture Partnersのプリシパル・共同創業者で、ゲーム、デジタルメディア、コマースの分野でシードとシリーズAラウンドの投資をするベンチャーキャピタリストである。

Image Credit: Jeff Grubb/GamesBeat
Image Credit: Jeff Grubb/GamesBeat

(本記事はこちらの記事の抄訳です。)

現在、街を歩けばすぐにポケモンGoに夢中になっているスマホ中毒のゾンビに遭遇するだろう。ポケモンGoは、Googleから生まれたNiantic Labsと株式会社ポケモンからリリースされたヒット中のモバイルゲームだ。私もそんなゾンビの一人である。

小さい頃からのゲーム好きとして、全ポケモンをゲットするという10代の頃の懐かしさを感じるこのゲームが大好きだ。だが、ARとVR分野の投資家として、私はARがどこに向かっているか長期的な視野をもっており、現在のフォーマットのポケモンGoはそこには含まれない。

拡張現実というのはコンピュータビジョンとユーザーの周囲の現実世界をダイナミックにマッピングすることが必要とされる。それはまさに、Magic LeapやMicrosoft HoloLens、Google Tangoが取り組んでいるもので、ポケモンGoとは異なる。

現在のスマートフォンは、コンピュータビジョンやディープセンシングを通してユーザーの周囲の世界をダイナミックに理解することはできない。ポケモンGoは、Googleマップの固定された緯度と経度に結びついている。拡張現実が関わるのであれば、独自のリアルタイム深度マッピングや物体認識を使うため、こうした記事で紹介されているように野球場の中心に巨大なトサキントを見つけたり、ペットの猫の上にコラッタを見つけることはないだろう。

ポケモンGoをARと呼ぶのは、まるで360度ビデオをVRと呼ぶようなものだ。どちらも非常にローエンドで、本来の技術が今後5年間でできるようになることを簡単に示しているに過ぎない。

面白いことに、Magic LeapやMicrosoft HoloLensはポケモンGoのテレビコマーシャルで描かれたようなことによりずっと近いゲーム体験を提供するようになる。このゲームの予告映像は今は実際のゲームの映像を使用しておらず、今のポケモンGoのゲーム体験の質を適切に描いていない。

だがMagic Leapはポケモンを、コンピュータビジョンが認識した環境に3Dのモンスターを配置することで、ずっと「リアリスティックな」形でポケモンをユーザーに見せることができるだろう。どんなものが見れるかの一例として、このMagic Leapの動画を見てみてほしい。

ポケモンGoは位置情報ゲームであり、ARゲームじゃない

なので、私はいまこそ用語の使い方について明確にしておくべきだと思う。つまり、ポケモンGoは位置情報ゲームであってARゲームではないということだ。

ポケモンは普段は腰の重いゲーマーたちを実際に外に行かせて、周りの世界の探索をさせたという点ではすばらしい結果を残した。これは、ポケモンのIPの強さの証明でもある。これまでポケモンのゲームで過去にこれほどまでに成功した例もなかったと思う。

今回の例では、IPによってゲーマーの行動が根本的に変化し、ゲームをプレイするように行動させることができた。10年前に任天堂がWiiによってもたらしたゲーマーの変化と似ている。

ポケモンGoは、現在のゲーム業界におけるARとVRの注目度の高さにつけこんで儲けた。ポケモンGoにARというラベルを貼るのは、一般消費者のARへの最初の紹介の敷居を低くしすぎるという意味で害が大きいと思う。ARが本当に意義のある形で広がるにはあと5年はかかるだろう。

真にイマーシブでインタラクティブなAR・VRはまだ開発途中であり、私自身は発展途上ででてきた中途半端なもので満足するよりも、良質なものを待ちたいと思う。

勘違いしないでほしいのは、ポケモンGoはめちゃくちゃ楽しいし、360度カメラも価格が下がり、広く利用可能になるにつれて人気が上昇していくだろう。ただ、ポケモンGoも360度カメラもAR・VRではないという点をはっきりとさせておきたいだけなのだ。

ポケモンGoは、展開がうまくいった位置情報ゲームのすばらしい例である。だが、拡張現実のゲームではない。

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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「ポケモン GO」が現実世界をかき乱す?ポケモン追跡で崖から転落や死体発見など問題やトラブル相次ぐ

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動画:レアキャラがいると知り、プレーヤーが続々と押し寄せるセントラルパーク 米国時間の土曜午前中にまたまた起きた「ポケモンGO」のサーバーダウン。ソーシャルメディアには、各国ユーザの悲痛の声が集まりました。記事執筆時点の現在(米国の午前9時半)では、既に復旧している模様です。 前代未聞の勢いで世界を旋風する「ポケモンGO」ですが、一説には、アプリをCIAの絡む陰謀だと指摘する声も。これが事実かどう…

動画:レアキャラがいると知り、プレーヤーが続々と押し寄せるセントラルパーク

米国時間の土曜午前中にまたまた起きた「ポケモンGO」のサーバーダウン。ソーシャルメディアには、各国ユーザの悲痛の声が集まりました。記事執筆時点の現在(米国の午前9時半)では、既に復旧している模様です。

前代未聞の勢いで世界を旋風する「ポケモンGO」ですが、一説には、アプリをCIAの絡む陰謀だと指摘する声も。これが事実かどうかはさておき、この現象はもはや、ただ遊んで楽しむゲームの範疇を超えてきました。

米国政府は、ポケモンGOを規制することも検討しているようです。公共の安全が危ぶまれるようでは、そうした動きも当然なのかもしれませんね。どんなことが起きているのか、氷山の一角をまとめてみました。

ポケモンを追っていて崖から転落

サンディエゴでは、男性2人がポケモンを追いかけていて崖から転落。男性は、21歳と22歳。怪我の程度は公表されていません。事件が起きたのは深夜1時過ぎで、ひとりの男性はお酒を飲んでいたのではないかとのことです。落ちた先が浜辺だったからまだ良かったものの、場所を間違えていれば死も免れなかったかもしれません。

via. NBC Washington

女性が川付近で死体を発見

ワイオミングでは、ポケモンGOを楽しんでいた19歳の女性がとんでもない目に遭いました。Big Wind Riverという川沿いでポケモンを追いかけていたところ、橋の近くで死体を発見。CNNの取材には、「ポケモンGOがなければ、あんなところには行かなかった」と答えています。こんなことがあっても、彼女はゲームを続けるとコメントしています。

via. CNN

一人でいるプレーヤーを誘き寄せる犯罪

ミズーリの警察が、銃で武装した4人の泥棒を逮捕しました。逮捕されたのは午前2時。彼らは、ポケモンGOの位置情報機能を活用して、狙う相手を見定めていたとのこと。駐車場や裏道などひとりでいるプレーヤーに目をつけていたようです。

via. CNN

ポケモンGOで自分の家が「ジム」にタグづけされてしまった男性

「ジム」は、ゲーム上でポケモンと闘う場所のひとつです。通常は、地図上の公園や教会などの建物に設定されるものが、間違って個人宅がジムに設定されてしまいました。被害を受けているのは、Boon Sheridanさん。彼の自宅は古い教会を改装したもので、どうもポケモンGOが古い地図を使っていたのではないかとのこと。Boonさんにとっては笑いごとではありません。ひっきりなしに自宅前に人が集まって来て、近所迷惑にもなっています。

via. Independent

フルタイムで遊ぶために仕事を辞めた男性

ニュージーランドに住む24歳の男性が、ポケモンGOをフルタイムで遊ぶために仕事を辞めました。彼はこれから2ヶ月間をかけて、全部で151いるポケモンを制覇するためにニュージーランド中を巡ります。6年間続けてきた仕事からしばらく休もうと考えていた矢先にポケモンGOが登場。冒険に出ることを後押しされたと言っています。

via. Fortune

車を運転中に夢中になって木に激突

オーバーンでは、車を運転中にポケモンGOを遊んでいた28歳の男性が木に激突しました。幸いなことに軽傷で済みましたが、フロントガラスは割れ、車はズタズタ。夜の11時近くで他の車などが少なかったから良かったものの、もっと大きな事故になっていた可能性は十分あります。

via. NY Daily News

ティーンエイジャーが車に跳ねられる

ペンシルベニア州に住む15歳の女の子が、車の通行が多い交差点で車に跳ねられました。女の子は、鎖骨と足を怪我しましたが、命に別状はありません。母親は、そんなに車の通行量が多いところにポケモンを設置するのが問題だとゲームを批判。女の子が連れて行かれた病院では、ポケモンGOによって運び込まれた患者は彼女が初めてではないとコメントしています。

via. NY Daily News

と、ポケモンGOが起因している事故や事件を見つけるのに苦労はしません。開発会社の Nianticのブログによると、初期の試験運用は日本のテストユーザと実施されていた模様。今後、日本を含む各国でもアプリがダウンロードできるようになるでしょうが、米国と同様、公共の安全が危ぶまれるような状況にならないとは断言できません。

一方で、ポケモンGOによって普段行かないような場所などにも人が足を運ぶようになり、それが犯人逮捕に繋がるなど、プラスに働くケースも見られています。また、ポケモンGOが登場してから、Jawbone UPユーザの運動量が大幅に伸びるなど健康面での利点も指摘されています。

その影響がプラスでもマイナスでも、一部の人々がポケモンGOにその行動を支配され始めているのはたしか。オンラインなら、その影響範囲はあくまでそのゲームのプレーヤーだけにとどまりますが、ARとなると誰もが巻き込まれる可能性があります。現実世界、そして私たちは、ポケモンGOにどこまで振り回されることになるのでしょうか。

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