中国最大のオンラインモールTaobao(淘宝)が新しく食料品雑貨事業を展開

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【原文】

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中国のTaobao(淘宝)サイトでほとんどのものが購入できるようになっている。同サイトでは歯磨き粉1本からでも買える。その巨大なC2C eコマースサイトが、食料雑貨をオンラインで買いやすくしようと、Taobao Convenience Store(購便利)をローンチした。

同サイトには24.taobao.comのアドレスでアクセスできる。そして、このサービスで、Taobao(Alibabaが運営)は、中国の大手食料品雑貨の電子小売店Yihaodian(1号店Walmartが株式の大部分を保有)と直接対決をする。

Taobao Convenience Storeは、基本的にTaobaoベンダーの多くがすでに販売している食品や消耗品のすべてを集めて、消費者が同サイトで食料品雑貨を購入しやすくしたサービスだ。一般商品や輸入商品もあるが、はじめは2都市だけでサービスを開始する。リリース前に、Alibaba(阿里巴巴)の広報担当者がTech in Asiaに次のように説明してくれた。

「これはライフスタイルにおけるプラットフォームで、さまざまな輸入食品や生活雑貨を提供し、ますます洗練される中国消費者のニーズに応えることを目指しています。今回、当社はすでにオフラインのスーパーとも提携を始めており、同サービスローンチの第1段階として、北京と杭州地区の消費者にサービスを提供する予定です。」

なぜ、上海の南にある中級都市の杭州なのかと不思議に思っている人もいるかもしれないが、杭州はAlibabaの本拠地だ。

Taobaoの姉妹サイトであるTmall(天猫)は2012年のわずか最初の11ヶ月で1兆元(1595億米ドル)の売上を上げている。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

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