巨大なソーシャル大学新聞? 3000万人の月間ユーザーを惹きつけ米国で急成長中の Odyssey

by Yuki Sato Yuki Sato on 2016.5.5

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<ピックアップ>A startup that just raised $25 million is like a college newspaper on steroids — and it’s racking up 30 million uniques a month

ソーシャルコンテンツプラットフォームのOdysseyが米国で密かに急成長中だ。ニューヨークに拠点を置く同スタートアップは、先月4月27日に2500万ドルを調達した。

今回の資金調達ラウンドは、Buddy MediaというスタートアップをSalesforceに8億ドルで売却した経験をもつMichael Lazerow氏と投資会社Columbus NovaのJason Epstein氏が主導した。Lazerow氏いわく「BuzzFeedのピッチを聞いたとき以来、こんなに夢中になったスタートアップはいない」ということで、かなり入れ込んでいる様子だ。

3000万の月間ユニークユーザーがいるというOdysseyは、いわば「巨大なソーシャル大学新聞」なのだそうだ。

仕組みはこんな感じだ。18歳から28歳の1万人のライターがおり、彼らはおよそ週に1度のペースでさまざまなトピックの記事を書く。彼らには報酬は支払われない。ライターは自分の書いたものを読んでもらうために、ソーシャルネットワーク上で拡散していく。

無料寄稿者モデルを築いたThe Huffington Postを彷彿させるが、Odysseyに特徴的なのはしっかりとした編集体制である。

若い書き手にとっての魅力は「良い記事に編集してもらえること」

最初のライターによって書かれた記事は、まず「コミュニティ編集者」によってチェックされる。これも無給。次に外部委託の有給スタッフが、編集をする。最後に、Odysseyの70名のフルタイム有給編集者が編集をしてから、プラットフォーム上で発信される。

なぜここまで何度も編集をする必要があるのかと思ってしまうが、実際に3度の編集を経ることで、もともとの記事よりも2倍から4.5倍のエンゲージメントが可能になるのだという。また、Odyssey上で発信されることでブランド効果がついて、拡散力も高まるという。

書き手のほとんどは大学生とのことだが、若い書き手にとっては、より良い記事に編集してもらえること、そして名の知られたプラットフォーム上で発信できることがモチベーションにつながっているようだ。

ベータ版がローンチしたのは2014年だが、最近急成長を見せている。去年の11月には月間ユニークユーザーが2000万だったが、数ヶ月後の今年2月には3000万に成長しているそうだ。

今回の資金調達を経て、今後は自社そしてライターに対する収益化のモデルの確立を目指す。また、ビデオ配信も近々スタートする予定とのこと。

気になる収益化の方法だが、広告配信だけでなく、どのようなコンテンツがネット上にどのように拡散されていくかという点に関する膨大なデータがもつ価値の活用を考えているようだ。

via. Business Insider

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