中国で5番目に大きかった共同購入サイト「24Quan」が一時運営を休止

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【翻訳 by Conyac】 【原文】

トラブルを抱えていた中国の共同購入サイト「24Quan.com」は、サイトの運営を数週間休止すると発表した。運営再開には数週間を見込む。賃金の未払いや営業所の閉鎖の噂が流れた昨年の11月に、私たちは同社の騒ぎに関してレポートしている。

24Quanのサイトは現在オフラインになっており、代わりに中国語と(なぜか)英語の両方で書かれた以下の文面が掲載されている。

「以前の、株主と24Quan経営陣との間にある認識のズレやイデオロギーの違い、またその諸問題に絡んで当社が大事にする皆様への影響を考慮して、同社のウェブサイトを「一時的に休止」致します。その結果、残念ながら今後数週間、皆様にはサービスを提供することができません。株主との諸問題を解決した後、サービスを再開する所存です」。

サイトでは電話によるカスタマーサービスをホットラインで提供している。お知らせの文面では、財政難について直接は言及していないが、おそらく匿名の「以前の株主」とこの共同購入サイトの経営者側の間に資金繰りの問題か、深刻な負債問題が持ち上がっているのだろう。

24Quanの状況は一時は好調に見えた。2011年10月の市場シェア統計では、中国で5番目に大きい共同購入サイトにまでなっていたし、その月の収益は業界収益の6%を占めていた。しかし、極小の利益と巨額のマーケティング費用が特徴のこの厳しい部門で、24Quanは市場シェアを獲得するために、おそらく現金を使いつくしてしまったのか、または借金を積み重ねてしまったのだろう。2012年の第2四半期の数値(同統計より)では、24Quanは19位に下落し、市場シェア占有率は0.6%まで落ち込んでいた。

11月末、24QuanのCEOであるDu Yinan氏は、以前私たちが掲載した一時解雇と負債に関する記事に応える形で、24Quanサイトに「改革のための変更」を加えることに苦心しているとその時述べていた。事業状態が悪化しているという最初のレポートから長い間、かなり平凡な共同購入サイトとして進んできていたので、その変更が何だったのかは明らかではない。当時、24Quanは「毎月1200万米ドルを超える現金粗利益」を生み出している、とYinan氏は語っていた。

Grouponのクローン共同購入サイトは、この1、2年で夜の大量の蚊のように発生した。実際、今年の上半期だけでも 2,859もの共同購入サイトが閉鎖している。24Quan が通達通り数週間でオンラインに復活しなければ、その閉鎖サイト群のひとつになるだろう。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

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