Cubie Messengerは、著名な投資家のグループから110万米ドルのシードラウンドの資金調達を発表し、地方のスタートアップへの興味を高める。
Cubie Messengerは、今年の3月にローンチし合計で現在400万ダウンロードを超えて成長している。このインスタントメッセージングアプリは最初の100万ダウンロードを4月に達成し、6月に600万ダウンロードに達した。合計のダウンロードが9月に2倍の400万に到達するまでに時間はかからず、今最も速い成長を遂げているモバイルIMアプリの一つとなっている。Cubieは台湾ベースのスタートアップであるが、タイからのダウンロードが100万を超え、ユーザ数が一番多くなっている。タイに続き、台湾、マレーシア、シンガポール、サウジアラビア、香港、そしてもちろんアメリカでも人気となっている。
最新の資金調達ラウンドの投資家
注目に値する成長のため、投資家はCubieにアプローチし始めた。直近の110万米ドル(約8400万円)のラウンドの投資は、日本やアメリカ、そしていくつかの台湾の投資家で構成されている。500 Startupsと他の投資家がアメリカの投資家グループを構成する一方、日本からはB Dashベンチャーズ、NTTインベストメントパートナーズ、Biglobeキャピタル、そしてGumiベンチャーズが参加した。
Cubieは2013年第1クォーターに1000万ダウンロードを目標にしている
新しい資金調達によって、Cubieは継続的な成長が期待される。現在の成長率だと年間24倍の成長が見込まれ、2013年の第1クォーターでは1000万ダウンロードが見込まれている。Cubieは東南アジアで大きなユーザベースを作り、今回の資金を使って日本とアメリカのマーケットへの進出を目指す。さらに、Cubieはインドネシアとマレーシアでのキャリアとのコラボレーションを含め、いくつかの国でワイヤレスのキャリアとパートナーシップを築く。
Cubieの経営陣に、素晴らしいメンバーが参加する
Cubieは、かつて台湾でモバイルスタートアップを売却した優れたシリアルアントレプレナーであり開発者であるYenwen Feng氏がCEOとして経営している。またFeng氏とともに、Cjin Cheng女史と最近、国際展開を図るためエバンジェリストとして参加したJames Hill氏を含む8人のチームが働いている。今回の投資ラウンドで、B Dashベンチャーズの渡辺洋行氏が取締役として参加する。
最後の見解として
これまでのCubieの成功は、台湾において2300万人を少し超える程度の人口の小さい市場だが、地方のスタートアップを本当に作れる事を示した。今回参加した投資家の数から考えると、もっとこうしたスタートアップを見たいという明確なサインを投資家全体が示している。
Cubieは、現在名前の通った500Startupsのプログラムに参加しており、これは日本とアメリカでの存在感を示すのに大きな助けとなるだろう。
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