日本のリブライト・パートナーズが、東南アジアのスタートアップ投資に特化したファンドを設立

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rebright_partners_logo起業家だった蛯原健氏が率いる、日本のシード・インベスターのリブライト・パートナーズは、最近、東南アジアのインターネットやモバイル・ビジネスに特化した投資ファンドを設立した。

最近、我々は蛯原氏にインタビューする機会を得、新しいファンドで何を目指すかについて話を聞くことができた。

新しいファンドはどのようなものですか?

新しいファンドは、東南アジアのスタートアップへの投資を意図したものです。我々の観点では、東南アジアとは、インドネシア、マレーシア、フィリピン、ベトナム、タイ、シンガポールの6カ国を指します。ファンドのLPは、東証上場企業の創業者やイグジットに成功した人など、主に日本の投資家や成功している起業家です。

インドネシアの Corfina Group とのジョイント・ベンチャー、Batavia Incubator で、インドネシアのスタートアップに投資をされています。新しいファンドは、これまでの投資と何が違うのでしょうか。

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リブライト・パートナーズ代表
蛯原健氏

Batavia Incubator は、インドネシアの未熟ながらも高い可能性を持ったスタートアップへの投資を目的としていて、投資というよりはインキュベーションです。新しいファンドは全アジア地域にフォーカスしており、経験豊かな起業家による、比較的将来を約束されたスタートアップへの投資をします。

新しいスタートアップからは、既にスタートアップに投資をしていますか。

はい、約2週間位前にファンドを構築しましたが、既に2つのスタートアップに投資をしています。その一つは、経験豊かな2人の起業家が創業したインドネシアのアドテク・スタートアップ Adskom です。彼らは、オンライン広告ネットワークのRTB(リアルタイム落札)を管理するソリューション、supply-side platform(SSP)を提供する計画です。もう一つはシンガポールのスタートアップですが、まだ名前を開示することはできません。彼らは新しいサービスがローンチするタイミングでアナウンスしたいからです。

他の投資ファンドと比べて、新ファンドのユニークな点を教えてもらえますか。

ファンドのユニークさは、4つの点に整理することができると思います。

  1. 東南アジアのマルチ市場にフォーカスしています。したがって、我々の投資先は自国でビジネスすることで満足せず、東南アジア全域でビジネスを広げようとするスタートアップです。
  2. ローカル市場に多くのコネクションを持つ、経験豊かなシリアル・アントレプレナーによって創業された、将来を約束されたスタートアップへの投資を見込みます。
  3. ユーザ獲得コストが安い市場にフォーカスします。今のところは、その市場とは東南アジアです。この地域のユーザ獲得コストは、アメリカや日本の約10分の1です。そのため、新ファンドに参加したいと考えているアメリカのファンドやエンジェル投資家も居ます。
  4. 消費者のためのインターネット・サービスへの投資にフォーカスします。この領域は、デジタルコンテンツや商品を消費しようとする人々の欲求が反映されるからです。

複数の日本のVCは、特にここ数ヶ月、東南アジアのテックスタートアップへの投資を強化しようと、新ファンドの構築に積極的だ。これらの努力によって、日本と東南アジアのスタートアップが、これまでよりも密接にコラボレーションするようになれば喜ばしいことだ。

【原文】