カップル向けアプリBetween、タイのユーザを引き付けるためeコマースサイト「Tarad」と提携

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韓国のカップル向けアプリBetweenがポテンシャルに満ちているタイ市場に目を向けている。同社は本日、大幅値下げした20のアイテムにユーザを引き付けるため、タイのeコマースサイトTarad.comとパートナーシップを結んだことを発表した。

上述した20アイテムのうち、12アイテムについてはTaradのマイクロサイトに掲載されている。残りの8アイテムについては、告知や広告に利用されるBetweenのイベントボックスにリストアップされる。これらのアイテムとはペアリングやハローキティのブーケ、時計といったものだ。

シンガポールのVCNC(Betweenの親会社)のゼネラルマネージャーであるJoash Wee氏は次のように語った。

「このパートナーシップは、Betweenチームがタイのeコマースにおいていかに重要な役割を果たすことができるかを評価する一助となるでしょう。タイは東南アジアの中でも最も大きく急成長している市場であり、ここでビジネスを展開していくことは間違いなくエキサイティングなものとなるはずです。」

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Wee氏によると、2014年1月1日時点でタイ国内で計10万3,172件のダウンロードを記録した。この数字は、2月1日までに11万8,893件へと15%も急増している。今回のキャンペーンは、Betweenにとって上位10市場の1つ、タイでの認知度を高めることができるとともに、TaradはBetweenからの潜在的なカスタマー(カップルたち)にリーチアウトできる機会を得ることになる。

実際、Taradの設立者でマネージングディレクターのPawoot Pongvitayapanu氏は、昨年12月にチャットアプリのLINEで行ったキャンペーンを通して、モバイルマーケティングがeコマースにもたらすプラス効果を直に見ることができたとe27に語っている。また彼は、Betweenが提供するニッチ市場はTaradにうまくマッチしているとも付け加えた。

「カップルはいつも相手に物を贈りますので。私たちのようなeコマース(企業)にとって、足りない部分を補うには良い機会です。」

本当に注目すべきは、Taradがモバイルコマース事業に対していつも明確なビジョンを持っていたことだ。同社は2003年からモバイルサイトを運営していた。

「私たちはモバイルコマース時代の到来を信じており、今、ようやくその時がきたのです。」

とPongvitayapanu氏は語った。

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また、BetweenはレストランのオンラインプラットフォームWongnaiと共同で、タイでの夜のデートにうってつけのレストラン10店の詳細が記載されたガイドをリリースした。

このガイドはシンガポールのモバイルフードジャーナルアプリBurppleとリリースしたものと類似している。なお、本ガイドはイベントボックスを通じてBetweenユーザに告知されている。

【原文】

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