
スイッチサイエンスが人型模型ロボットの組み立てキット「RAPIRO(ラピロ)」の販売を開始した。
見た目は可愛らしいが、サーボモーターを12個搭載し、Arduino互換の制御基板を内蔵したロボットの組み立てが可能だ。価格は44,100円と、組み立て式のロボットとしては安価に抑えられている。
プラスチック製のパーツで構成されたボディに、12か所の関節となるサーボモータを搭載。両目の部分はフルカラーLEDで自由に光らせることが可能。ドライバーでネジを締め、コネクタを接続していくだけで組み立てることができるという。
内蔵する制御基板は、オープンソースのマイコン開発環境であるArduino互換としている。サンプルプログラムが書き込み済みのため、組み立て後すぐに動作させることができるが、Arduino IDEからプログラミングすることも可能。RAPIROを踊らせたり、掃除をさせたりといった動作もできるようになる。
さらには頭部にRaspberry Piを組み込むことができる。Raspberry Piは、名刺サイズで低価格なシングルボードコンピュータ。より高度な動作と、Bluetoothや無線LANによる外部接続が可能となるとのこと。専用オプションのカメラモジュールを搭載することもできる。
電源は、ACアダプタかニッケル水素充電池(Ni-MH電池)単3形5個が必要。ニッケル水素電池では、45分~90分程度の動作が可能とのこと。RAPIROはロボット工学およびソフトウェアの分野での研究、教育、学習に加え、ホビーとしての使用を想定しているという。
製品化については株式会社スイッチサイエンス、機楽株式会社、株式会社ミヨシの3社による共同プロジェクト。プロジェクトを始めるにあたり、クラウドファンディングサイトにて支援を募集していた。
Kickstarterでは20,000英ポンドの目標に対し3.5倍以上となる75,000英ポンドの調達に成功。日本のMakuakeでも目標の2倍近くの560万円を調達している。
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