血中アルコール濃度を手軽にチェックできる小型ガジェット「DrinkMate」

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その人がどれくらいの酒を飲み、どの程度酔っているか。そのひとつの指標が血中アルコール濃度だ。実際、酒気帯び運転の違反点数決めにも使われるこの値は、専門器具に息を吹きかけることで計測するのが通常だ。

そんな血中アルコール濃度をAndroid端末で簡単に計測できるようにしたのがEdge Tech Labsの「DrinkMate」だ。Kicksterterで支援募集中のこの小さなガジェットは、Androidを血中アルコール濃度測定機器にすることができる。

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ガジェットの使い方はとても単純で、Android端末のMaicroUSB端子にDrinkMateを差し込み、専用アプリの指示の通りに息を吹きかけるだけ。それで、0.02%水準において誤差0.01%の精度にて血中アルコール濃度が測定できるとのこと。最大測定値は0.20%だが、その濃度は「泥酔」になるようなので十分なのだろう。

本体の長さは4.5cm、直径が1.5cmと、確かに特徴といえるほどの小ささ。バッテリーはAndroid端末から供給されるため不要であり、また息を吹きかけるだけであるため、清潔さも保たれる。

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対応はAndroid端末だけだが、Kicksterterの結果によってはiOSへの対応も検討されるようだ。ただしAndroidも全ての端末に正式対応しているわけではないため、注意が必要である。

また、アプリも誠意開発中のようで、実装される機能がどれだけのものになるかも未定のようだ(毎週新機能を追加する、と宣言している)。

なお、Kicksterterでのプロジェクトはすでに成立しているため、12月には最初の出荷がされる見込みだそうだ。個人的には、運転できるギリギリの血中アルコール濃度を狙うためのガジェットになってしまわないかが、少し心配である。

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