健康増進やダイエットに、効率的な有酸素運動として注目される「縄跳び」。飛んだ回数や消費カロリーをトラッキングし、スマートフォンに表示する製品等も登場してきている。これをさらに進化させた、新しい縄跳びがKickstarterに登場した。
韓国ソウルに本社を置くTangram Factory社が開発する「Smart Rope」だ。跳んだ回数や消費カロリーなどのフィットネス情報を、リアルタイムに、目の前に表示することができる。
「Smart Rope」は、グリップ部分に独自に開発した磁気センサーを搭載し、ロープ部分の内側には23個のLEDライトを搭載している。
スイッチを入れて縄跳びをすると、ロープが使用者の目の前に来た際にLEDが点灯し、跳んだ回数や消費カロリーなどが空中に浮かんでいるかのように表示されるという。最大4桁の数字まで表示することができ、明るい部屋でも十分に認識できる可視性も備えているという。
「Smart Rope」自体は単体でも機能するが、スマートフォンのアプリ「Smart Gym」と連携させることで様々な機能が利用できる。
アプリから身長・体重のデータを登録してBMIや消費カロリー計算を行ったり、ワークアウトのカスタマイズしたりすることができる。
本体の見た目はシンプルで、グリップ部分にはボタンが1つのみ。電源のオンオフやスマートフォンとのペアリング等はこれで行う。充電はグリップのカバーを外してmini USBポートから行い、30分でフル充電され、この状態で最大14時間のワークアウトが行えるという。
本体のプロトタイプ開発はすでに終了し、今後はスマートフォンアプリの開発・連携のテスト等を進め、2015年10月にはiOS・Android向けアプリのリリースを完了させる予定だという。最初は利用者の身長に合わせたS・M・Lのサイズの3タイプが提供され、市販価格はそれぞれ70ドルとなる見込みだ。
Kickstarterのキャンペーンでは、60ドルの支援で「Smart Rope」を1つ手に入れることができる。また、70ドルの支援で「Smart Rope」にシリコン製のハンドルグリップがついてくる。滞りなく製品化が進んだ場合には、配送は2015年9月ごろとなる予定だ。