WeChatは本日、公式アカウント向けに新たなWiFi接続プラグインを追加した。この新機能は従来型店舗にWiFiソリューションプランを提供し、WiFiサービスプロバイダーとオフラインの店舗、顧客をつなぐ。
Tencentによると、この機能はショッピングセンターやホテル、病院、レストランなど様々な状況に合わせて利用できるという。
WeChat(微信)ユーザは対応する店舗に入店した際、WeChat公式アカウントを使えば無料のWiFi接続が楽しめるようになる。
ユーザがインターネットサーフィンをしていると、WiFi接続のタブがWeChatのホームページに表示され、これを使ってワンクリックで接続先の公式アカウントの詳細を閲覧できる。さらに、WeChatは店舗に対して日々のウェブ訪問者数のデータを提供したり、店舗の近くにいるユーザーに対してお知らせを届けるなど、様々なサービスを提供する予定だ。こうしたデータを活用することで、店舗はリアルタイム及び過去のWiFi解析から事業のインテリジェンスを獲得し、ソーシャルチャネルとの組み合わせを通じて、顧客を店舗の販促者に変化させることができる。
WiFiサービスプロバイダーとサードパーティーデベロッパーは同時に公式アカウントから多くのデータにアクセスでき、ユーザアカウントの管理などに役立つ。
Tencent(騰訊)は昨年Xiaomi(小米)から資金提供を受けているWiWideという国内のWiFi事業大手に投資したと報じられている。また、同社が株式を保有しているレビュー・評価サービスのDianping(大衆点評)とともに、1億元超(約1,600万米ドル)をこの投資ラウンドに投じたという。
WiFiホットスポットソフトウェアであらゆる顧客にアクセスしたいと考えているネット大手はTencentだけではない。Alibaba、Meituan、Xiaomiはすべてこの急成長分野に進出するために公式WiFiソリューションをローンチしている。
【via Technode】 @technodechina
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