フレキシブルなワークスペースを ASEAN 地域で提供するオンラインマーケットプレイス FlySpaces は、The Net Group の共同プレジデント Raymond Rufino 氏がリードする投資家グループから、プレシリーズ A ラウンドで210万米ドルを調達した。 匿名のプライベートエクイティ企業やフィリピンの複数の大手不動産デベロッパーもこのラウンドに参加している。 この資金は A…
FlySpaces 共同設立者兼 CEO Mario Berta 氏 Image Credit: FlySpaces
フレキシブルなワークスペースを ASEAN 地域で提供するオンラインマーケットプレイス FlySpaces は、The Net Group の共同プレジデント Raymond Rufino 氏がリードする投資家グループから、プレシリーズ A ラウンドで210万米ドルを調達した。
東南アジアでは e コマースが着実にトラクションを獲得しつつある中、配送効率向上の必要性はますます重要になっている。先月シンガポールでローンチされた Amazon Prime は、2時間刻みの配達枠で競合他社に脅威を与えている。Yojee や、Versafleet など他のロジスティクステック企業がこれと同じサービスを e コマース企業に提供できるのであれば、競争の土俵はさらに同レベルなものになるかもしれない。
インド発の配車企業 Ola は、ニューヨークを拠点とするヘッジファンド Tekne Capital Management から3,600万米ドルを調達した、とインドの企業登記情報を引用しつつ VCCircle が報じている。 この案件が大規模な資金調達ラウンドの一環なのかどうかは不明だ。以前には、ソフトウェア大手の Microsoft が Ola に5,000〜1億米ドルを投資する交渉をしていると…
インド発の配車企業 Ola は、ニューヨークを拠点とするヘッジファンド Tekne Capital Management から3,600万米ドルを調達した、とインドの企業登記情報を引用しつつ VCCircle が報じている。
この案件が大規模な資金調達ラウンドの一環なのかどうかは不明だ。以前には、ソフトウェア大手の Microsoft が Ola に5,000〜1億米ドルを投資する交渉をしているという報道もあった。昨年10月の報道によると、既存投資家ソフトバンクも、ムンバイを本拠とするこの企業に最大3億米ドルの投資を目論んでいた。
Ola は、今回の資金調達によって、近しいライバルの Uber と競争していくだけの十分な資金を手に入れたことになる。Uber は2013年のインド進出以来、相当の市場シェアを獲得している。
Garage+ は、台湾有数の大企業20社が資金提供するNPO Epoch Foundation(時代基金会)が運営するスタートアップインキュベータだ。Garage+ は21日、第2期を迎えるアクセラレーションプログラム「Startup Global Program 2017」の募集を開始した。 このプログラムの特徴は、10日間という短期間に、Epoch Foundation に加盟する台湾セミコ…
Startup Global Program 第1期のプログラム期間中に Garage+ で開催された起業家ラウンドテーブルの様子 Image credit: Garage+
このプログラムの特徴は、10日間という短期間に、Epoch Foundation に加盟する台湾セミコンダクターマニュファクチャリング(TSMC、台湾積体電路製造)、ノートPC の ODM 世界最大手クアンタ・コンピュータ(広達電脳)、Foxconn(鴻海/富士康)、Acer(宏碁)など、台湾を代表する企業に起業家が直接会え、台湾やアジア地域でのビジネス可能性を模索できる点。2015年の第1期以来、プログラム参加スタートアップ3分の1が、台湾企業からの投資や協業を実現しているとのことだ。
一例を紹介すると、プライベートクラウド「FileFlex」を提供するカナダのスタートアップ Qnext は台湾企業7社との協業を実現、Startup Global Program が提供した Computex Expo 2016 への出展機会を通じて、日本企業から720万米ドル相当の受注に成功した。また、カナダの ImmerVision は、クアンタ・コンピュータとの協業により360°パノラマカメラ「Pi Solo」を完成させた。Pi Solo は昨年 Makuake で日本におけるクラウドファンディングに成功し、現在は Kickstarter でキャンペーンを張りアメリカ市場への参入を狙っているところだ。
募集領域は、IoT、スマートデバイス、デジタルヘルス、AR/VR、ビッグデータ、人工知能、ロボティクス、グリーンテクノロジーで、参加にはシリーズ B 資金調達を模索しているスタートアップが適しているとのことだが必須条件ではない。Startup Global Program 2017 の事前説明会を兼ねたネットワーキングイベントが8月から9月にかけ、ソウル(韓国)、テルアビブ(イスラエル)、サンフランシスコ(アメリカ)、アイントホーフェン(オランダ)、ボストン(アメリカ)、トロント(カナダ)、ウォータールー(カナダ)で開催される予定(残念ながら、日本国内でのネットワーキングイベントの予定は無い)。