
Image credit: Masaru Ikeda
バンコクに本拠地を置く決済スタートアップ Omise のトークンエコノミーを中心としたイニシアティブである OmiseGo(OMG)と、東京を拠点とするベンチャーキャピタルのグローバル・ブレインは28日、東京都内で記者会見/ミートアップを開催し、ブロックチェーンに特化したコワーキングスペース「ニュートリノ(素粒子にちなむ)」の世界展開を始めると発表した。第1号は東京・渋谷に開設され(エンジニアが40人着席可)、次いでバンコクやシンガポールにも開設される予定。
OmiseGO の CEO である長谷川潤氏は昨年12月に東京で開催された Global Brain Alliance Forum 2017 に登壇し、ブロックチェーン分野では情報と技術者が不足していると強調。それを補うため、ブロックチェーンスタートアップの集積、技術者の育成、大企業でのブロックチェーン利用促進を意図したオープンイノベーション機会の創出を念頭に、コワーキングスペースの運営展開を開始することを明らかにしていた。
グローバル・ブレインは昨年、OmiseGO と共同で、ブロックチェーンプロジェクトに特化した数百億円規模のファンドを組成することも明らかにしている。
また、OmiseGO とグローバル・ブレインのブロックチェーン特化イニシアティブである Global Brain Blockchain Labs(GBBL)のほか、イーサリアムを支援する世界のプロジェクト——Cosmos、Golem、Maker、Raiden——とともに、イーサリアムのインフラの整備や非中央集権型アプリ(dApp)の普及を意図したファンド「Ethereum Community Fund(ECF)」の創設を発表している。
先ごろカナダの仮想通貨特化ニュースサイト Coinsquare は先ごろ公開した記事で、世界でデジタル通貨を先導する最も影響力のある5人の一人として、イーサリアム創設者 Vitalik Buterin 氏と並んで、OmiseGO の長谷川氏の名前を挙げている。
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