世界最大のスタートアップ・キャンパス、パリの「Station F」がオープンから1周年

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Station F
Image credit: Patrick Tourneboeuf

昨年の夏、スタートアップ・キャンパスの「Station F」は、当時選出されたばかりのフランス大統領 Emmanuel Macron 氏が参列し、豪華な式典で幕を開けた。今日(原文掲載日:6月27日)、Station F は最初の12ヶ月間の進捗を言わすパーティーを開催した。

フランスの起業家 Xavier Niel 氏が生み出した Station F は、世界最大のスタートアップ・キャンパスと言われる。Niel 氏は、自己資金数億ユーロを投じて、鉄道駅跡地を起業家の集まるホットスポットへと改装した。

この機会を記念して、Station F に関するファクトを10件紹介したい。

  1. 現在、さまざまなテクノロジーに及ぶスタートアップ・プログラム31件を展開中。
  2. 最初の1年間で、デスクスペースには11,271件の応募があった。受け入れらたのは、そのうちの9%。
  3. 最初の1年間で、スタートアップ1,034チーム、合計4,882人の入居があった。
  4. 少なくともスタートアップ232社が資金調達し、そのうち113社は50万ユーロ超を調達。
  5. フランス国外からは、アメリカが筆頭で応募の34%を占めた。以降、イギリスの17%、中国の15%と続く。
  6. Station F に参加したスタートアップのうち、少なくとも8社が買収された。
  7. Station F に参加したスタートアップのうち、1.7%はシャットダウンした。
  8. Station F のスタートアップが開発するテクノロジーの筆頭は B2B SaaS で、以降、AI、B2C コンシューマアプリ、E コマースが続く。
  9. Station F 入居者の平均年齢は30.9歳。最年少は14歳で、最高齢は65歳。
  10. Station F は、入居者向けにワークショップを346件開催した。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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