フィリピン政府、国内に1億米ドル規模の仮想通貨ハブ建設を計画

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Crypto Valley of Asia(CVA)構想を宣言するフィリピンのドゥテルテ大統領
Image credit: カガヤン経済区庁(CEZA)

フィリピンのカガヤン経済特区とフリーポート(CSEZFP)に新たなフィンテック・仮想通貨ハブのローンチが計画されている。これは、国際的なブロックチェーン企業を国内に惹きつけるフィンテック・エコシステムを育てるという政府の取り組みの一環である。

CSEZFP の特徴は、商工業での開発が決まっている海港、空港、陸上施設に備わっている積み替えのハブだ。フィリピンの半分ほどを占める最大の島であるルソン島北部にあり、多くの地区が1つか2つ、工業団地を抱えている。

Crypto Valley of Asia(CVA)と呼ばれるこの土地はカガヤン経済区庁(CEZA)と民間不動産開発事業者の Northern Star Gaming & Resorts Inc.(Northern Star)との共同で開発される予定。

Northern Star によると、すでに複数の国際的な企業、地域の企業が CVA に入居することが決定しており、さらに、今後10年で1億米ドルに相当する投資を実施していくという。

CVA では、フィリピンの人々が技術面でのキャリアをさらに追求していけるような経済ブームの実現を目標としている。さらにこのハブは、フィンテックや仮想通貨のサービスを提供するサードパーティーのビジネスプロバイダー(BPO)向けの雇用を提供する。例えば一部の BPO は、起業家向けのスキルトレーニングで協力していく。

CEZA CEO の Raul L. Lambino 氏は公式声明の中で以下のように述べた。

CEZA は重要なインフラとしての Crypto Valley of Asia の開設を歓迎します。ここは多くの外国人投資家や世界的なフィンテックプレーヤーを CEZA やフィリピンに惹きつける機能を果たすでしょう。これでフィリピンは、フィンテックやブロックチェーンに関連する業務において主要なオフショアリング地の1つになることができます。

CVA は、CEZA にあってライセンス供与された国外バーチャル交換所(OVE)の厳格なセキュリティ要件を満たして開発されたサイバーパーク内の25の開発区域から構成される。そこには世界的な仮想通貨分野のためのコワーキングや居住のスペース、ビジネスインキュベーションやアクセラレータのハブのほか、OVE やサービスプロバイダーのバックオフィスまで備えることになる。

拠点を構える企業やサービスには、マレーシアの Common Ground などのコワーキングスペース、Horangi(シンガポール)や Blackpanda(フィリピン)などサイバーセキュリティやリスクアセスメント、韓国の Hanwha と協力してローンチされた Blockchain Academy などがある。

他にもインターネットデータセンター、仮想通貨のマイニング企業、自家発電の施設などが含まれる。

Northern Star 会長の Enrique Gonzalez 氏はこのように述べた。

Crypto Valley of Asia と CEZA により、フィリピンはフィンテックとブロックチェーンの世界地図に載る国となるでしょう。スイスの Zug といった他の法域と同じように、教育や BPO を通してイノベーション、起業家精神、重要なスキル開発を育む環境を作りたいと思っています。この巨大な開発計画に関わってくれるとお約束頂いた強力な世界的パートナーのおかげで、フィリピンをブロックチェーンの主要なオフショアリング先として確立する気運を高めていけると確信しています。

【via e27】 @E27co

【原文】

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