精子保存スタートアップ「Dadi」が200万ドル調達ほかーー【今日の調達まとめ読み】

本稿は世界のスタートアップシーンを伝える起業家コミュニティFreaks.iD編集部との連動記事。若手起業家の集まるCxO Night定期開催中。資金調達やイベント情報はサイトもしくはこちらでチェックしてください

01_Fintech

2018年、世界のFintech企業が総額396億ドルを調達。『CB Insights』の調査によるとFintech企業が2018年に調達した資金総額が前年比120%増の395.7億ドルに達し歴代調達記録を更新したという。資金調達件数は2017年度の1,480件から1,707件に増加、その中でも中国発「Ant Financial」の140億ドルの調達額が全体の35%を占める。- Fintech companies raised a record $39.6 billion in 2018: research    

02_Token_Relationship_Management
Image Credit: Token Relationship Management

暗号通貨企業のコンプライアンスに特化した「Token Relationship Management」がシードラウンドで170万ドルを調達。AIを活用して数百万のデータを解析し、暗号通貨に関するマネーロンダリングや市場操作などの疑わしい活動を自動検出するツールを開発する。現在2万人以上が自身のEtheremをプラットフォームに登録する。- TRM raises $1.7 million to streamline compliance and accelerate crypto adoption

03_Dadi
Image Credit: Dadi

精子保存スタートアップ「Dadi」が200万ドルを調達。男性ユーザーは同社が提供するキットを使い自宅で精子を採取、Dadi側に預けて生殖機能を残したまま精子を長期保存できるサービスを展開。米国50州で認可を受けている。年間の精子保存料99ドルから収益化を図る。- Dadi brings in $2M to democratize sperm storage

04_Workit_health
Image Credit: Workit Health

依存症治療オンラインサービス「Workit Health」がシリーズAラウンドを発表。モバイルアプリを通じて24時間専門家のカウンセリングやアドバイスを受けることができる。たとえばオピオイド(鎮痛剤)の過剰摂取に代表される中毒症状の緩和と依存症治療をサポートする。サービスは個人だけでなく法人向けにも展開する。- Workit Health Announces Series A Investment Round Led By Blue Cross Blue Shield Venture Partners

05_Goco
Image Credit: GoCo

中小企業向けHRマネージメントツール「GoCo」がシリーズAラウンドで700万ドルを調達。クラウドでの文書整理、電子署名ワークフロー、勤怠及び給与支払いを1つのダッシュボートで一元管理できる。SlackやGoogleカレンダーなどの外部サービスとの連携も可能。現在小売企業やスポーツジム、医療機関、不動産仲介業者を中心に6,200社のクライアントを抱える。- GoCo Secures $7M Series A To Streamline HR And Benefits

06_Better_Mortgage
Image Credit: Better Mortgage

オンライン住宅ローン「Better Mortgage」がシリーズCラウンドで7,000万ドルを調達。新規住宅購入や借り換えの際に低金利ローンを提供する。米国では累計7,000人以上に20億ドル以上をローンとして提供したという。- Better Better Mortgage Secures $70 Million in Series C Funding from American Express Ventures and the Healthcare of Ontario Pension PlanMortgage snags $70 mln Series C

07_Zingle
Image Credit: Zingle

ホテル業界向け顧客対応プラットフォーム「Zingle」が1,100万ドルを調達。顧客からの問い合わせを従業員全員が共同受信メールボックスでリアルタイムに確認、連絡先を一括管理できるプラットフォームを提供する。言語は90言語以上に対応しており、顧客とクライアントが交換した累計メッセージ数は1億2000万件にのぼるという。- Zingle raises $11 million to unify hotel messaging services

08_Augury
Image Credit: Augury

AIが機械の故障を事前予測する「Augury」が2,500万ドルを調達。機械音や温度をリアルタイムモニタリングして正常稼働しているかを診断。生産性が落ちないように監視し、故障のシグナルが出たら即座に対応できるようなAIサービスを提供する。現在飲食および製薬企業と連携しているという。- Augury raises $25 mln

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する