インドネシア・マレーシア・タイでオンライン食料品デリバリを展開するHappyFresh、シリーズCラウンドで2,000万米ドルを資金調達

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Image credit: HappyFresh

ジャカルタに本社を置くネットスーパー「HappyFresh」が、2,000万米ドルのシリーズ C ラウンドをクローズした。同ラウンドは韓国のベンチャーキャピタル Mirae Asset-Naver Growth Fund がリードした。ちなみに、同ファンドは e コマース・フィンテックスタートアップ Bukalapak にも出資している

他の出資者として LINE Ventures、Singha Ventures、Grab Ventures などの戦略的パートナーが参加した。Grab Ventures はパートナーシップ締結後の2018年7月にも、HappyFresh に投資したと伝えられている。今回調達した資金はテクノロジーへの投資、データサイエンスやオムニチャネルなど様々な専門分野を持つチームのサポート、都市・地方エリアでの事業拡大に充てられる予定である。

HappyFresh の CEO Guillem Segarra 氏は、次のように述べている。

弊社は主に地域全体での事業拡大、イノベーションを推進するための最新テクノロジーへの投資、およびその技術開発を進める優秀な人材の採用に焦点を当てています。この地域で弊社は、小売業界全体のさらなる発展、バリューチェーンにおける社会的影響の促進、そして急速に進化する消費者動向に対応するため、全く新しい雇用機会の創出に取り組み続けます。

これからもテクノロジーとデータインフラへの投資を継続していきます。デジタルの世界における弊社の強みの一つは、極めて効率的にパーソナライズされたサービスを構築できるところにあり、それが弊社の方向性でもあります。オンラインの購入履歴からデータを収集し、製品需要を予測できる情報型ソリューションの設計を開始し、すべてのデジタルチャネルおよびプラットフォームにわたって個別化されたサービスを提供します。また、効率的に供給量を調整し、オンデマンド形式で1時間以内で食品を配達することでデータ革命をリードします。 これからもリアルタイム/オンデマンド配達を推し進めていきます。

2015年の設立以来、HappyFresh は2018年に飛躍的な成長を遂げたとしているが、これは食料品の利用事例に対する急激な需要増加に反映しているという。現在、市場力学とマクロトレンドがバリュープロポジションに有利に働く新しい市場に目を向けている。

2016年にはアジアの2つの市場から撤退し、当時 CEO であった Markus Bihler 氏が退任、現職の Segarra 氏が後任した。2017年1月、ドバイ本社のPE 企業 Samena Capital がリードするシリーズ B ラウンドで資金を調達した(金額は非公表)。それ以前のシリーズ A ラウンドでは、1,200万米ドルを獲得した

【via e27】 @E27co

【原文】

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