空席情報配信サービスのバカン、事業会社を中心に5社から7.9億円を資金調達

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VACAN の皆さん
Image credit: Vacan

AI や IoT を活用した空席情報配信サービスを提供するバカンは11日、直近のラウンドで7.9億円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、NTT 東日本、清水建設(東証:1803)、ティーガイア(東証:3738)、JR 東日本スタートアップ、Scrum Ventures。バカンにとっては、2018年6月に実施した Scrum Ventures と REALITY ACCELERATOR からの1億円の調達に続くものとなる。

VACAN は、トイレが使用中かどうかや小売店舗の混雑情報など、ありとあらゆるリアルタイム空席情報を収集し提供するスタートアップだ。マニュアル入力、センサー、さらに人工知能を組み合わせることで空席情報を取得。ウェブブラウザはもとより、街中のデジタルサイネージ、ネイティブアプリなどで情報提供する。

横浜のジョイナスで採用されている、空席情報を知らせる「VACAN」のサイネージ
Image credit: Vacan

これまでに空席検索プラットフォーム「VACAN」、日経との協業により東京・大手町周辺で弁当の取り置き予約と事前決済ができる「QUIPPA」、トイレ空席検索アプリ「Throne」を提供している。VACAN の実例として、横浜にある2つの百貨店、相鉄ジョイナスと高島屋横浜店内の一部テナント店舗について、パソコンやモバイルで空席情報を確認することが可能

バカンは2018年2月、アクセラレータ Starburst の第4期デモデイで優勝。2016年9月には、「東急アクセラレートプログラム」第2期デモデイで NewWork 賞を獲得した。バカンでは今回調達した資金を使って、開発体制、営業体制、マーケティングを強化するとしている。

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