クラウドRPA「cobit」開発のBizteX、6.3億円を調達——みやこキャピタル、KOIF、TIS、WiLらから

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「BizteX cobit」
Image credit: BizteX

クラウドRPA「BizteX cobit」を提供する BizteX は20日、6.3億円を調達したことを明らかにした。調達ラウンドは不明。このラウンドに参加したのは、みやこキャピタル、KDDI Open Innovation Fund(KOIF)、TIS(東証:3626)、WiL で、調達金額には日本政策金融公庫と商工組合中央金庫(商工中金)からのデットが含まれる。

同社にとっては、2018年11月に実施したグロービスの投資プログラム「GLOBIS Alumni Growth Investment」からの2,000万円の調達に続くもの。WiL は、2018年8月実施のラウンドにも参加している。

2017年にサービスを開始した cobit は、Excel やシステムへの入力作業、顧客サイトのチェックといったルーチン化している業務をロボットにより自動化するクラウド RPA。2019年10月には、クラウド RPA と API コネクタを融合した iPaaS(integration Platform as a Service)プロダクトをβリリースし、2020年4月現在の累計利用社数は約1,000社、連携サービス数は約100件。

同社では今回の増資を受けて、cobit をコアとした、iPaaS 領域への事業拡大に関する新戦略「Automation Tech 群戦略」を推進するとしている。

この分野では、SaaS 間連携を半自動化するクラウドネイティヴ iPaaS(integration Platform as a Service)の「Anyflow」が累積で2億7,000万円を調達している。SaaS 比較サイトなどを運営するスマートキャンプが発表した「SaaS 業界レポート 2019」の「Horizon SaaS カオスマップ 2019年版」によれば、IFTTT、Zapier といった競合が存在する。

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via PR TIMES

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