歯科医院向けの CRM ソリューションを開発・提供する DentaLight(デンタライト)は17日、UB Ventures や名前非開示の個人投資家から資金調達したことを明らかにした。調達ラウンドは不明。日経によると、調達金額は約6,000万円。同社は、2017年に1億6,000万円を調達(シードラウンド・シードラウンドのフォローオン、プレシリーズ A ラウンド)しており、昨年末時点の累積調達金額は3億円。
DentaLight は2013年10月、歯科コンサルティング業を営んでいた藤久保元希氏(現 CEO)が設立。歯科医院が患者に対して予防治療を含めたリテンションツールとして使える CRM ソリューション「ジニー」、診療画像管理ツール「ジニー Memory」、患者に対し予約時間のリマインド告知などで通院のモチベーションをもたらす「MyDental」を開発している。現在ジニーの導入先は現在160ヶ所前後で、全国の歯科医院の0.2%程度に相当。
DentaLight は調達した資金を使ってジニー、ジニー Memory、MyDental の開発を強化する予定。画像管理システムと連携したクラウドのデータ共有、レセコン(レセプトコンピュータ)と予約情報を紐づけた歯科医院の経営管理機能の拡充を行う。診断内容ごとの件数や売上高、新規患者の数や経路などのレポートを、年内をメドに自動作成できるようにする。
また、今回の調達と合わせ、UB Ventures のベンチャー・パートナー麻生要一氏が DentaLight の社外取締役に就任した。麻生要一氏は2017年、当時リクルートホールディングス R&D 本部 Media Technology Lab. 室長を務めており、この際に TECH LAB PAAK 第8期に採択された Denta Light に出会っている。
DentaLight は2014年、「歯科技工所.com」で第2回 GLOBIS Venture Challenge(GVC)で優秀賞を受賞。2017年には 500 KOBE ACCELERATOR 第2期に採択、2018年には福岡で開催された ICC サミット FUKUOKA 2018「スタートアップ・カタパルト」に選出された。
via DentaLight
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