ライドシェアのnearMe.、トヨタ九州と協業でオンデマンド型乗合タクシーを使った通勤送迎サービスを開始

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Image credit: nearMe.

首都圏を中心に空港やゴルフ場送迎のオンデマンド型乗合タクシーサービス「nearMe.」を運営する NearMe は、コロナ禍にあった4月に東京都内を対象に大型ワゴン車を使った乗合型のドアツードア通勤支援サービスに着手、5月にはこれを「nearMe. Commute」として開始した。6月1日からは東京駅・渋谷駅周辺で、東京海上日動火災保険、東京建物、あいおいニッセイ同和損害保険ほか10社ほどが参画し、自社従業員の通勤などに利用している。

同社はトヨタ九州との連携により nearMe. Commute のサービスを福岡に拡大、トヨタ九州の従業員や出張社が空港や工場との往来に利用できるサービスを開始した。トヨタ九州関係者が nearMe. の指定 URL から前々日までに予約することで、地域に応じてアサインされる現地ハイヤー会社が指定場所に迎えに来る。ユーザがトヨタ九州ということもあり、使用される車両はアルファードやハイエースなど。最大9人まで乗車可能。

この実証実験は、トヨタ九州の協働協創プログラム「ひらめきスプリント」の一環として展開されるものだ。nearMe. の AI により相乗り時の乗降車にあたり最適なルーティングでの送迎を実現し、コロナ禍においてもトヨタ九州の従業員や出張者が安心・安全に通勤できるよう支援する。トヨタ九州の従業員や出張者は公共交通機関の利用頻度を下げられるため、結果的に、地域コミュニティに対しても感染リスクを下げる効果が期待できる。

NearMe 代表取締役社長の髙原幸一郎氏は、東京やトヨタ九州以外についても、企業から要望があれば適宜エリア拡大を検討したいと話している。

NearMe の設立は2017年7月で、タクシー相乗りアプリ「nearMe.」を2018年6月に公開。昨年9月には、プレシリーズ A ラウンドで VC など4社から3億円を資金調達。KEIKYU ACCELERATOR PROGRAM 第2期、JR 東日本スタートアッププログラム第3期Plug and Play Japan「Batch 2」に採択された。

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via PR TIMES

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