自民党議員ら、「TikTok(抖音)」など中国アプリの制限検討を政府に提言へ

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Photo credit: Alexey Malkin / 123RF

日本の国会議員らは28日、中国政府がユーザデータにアクセスするのを防ぐため、「Tiktok(抖音)」など中国アプリを制限しようとしていると発表した。

重要視すべき理由:中国政府が中国企業を介してユーザデータにアクセスすることについて、世界的にセキュリティ上の懸念が高まっている。短編動画アプリ Tiktok など中国アプリ59件は6月30日、インドのアプリストアから禁止・排除された。アメリカもデータセキュリティへの懸念から、Tiktok のブロックを検討している。

詳細情報:日本でも Tiktok は人気を集めているものの、与党自民党の議員らはデータセキュリティを第一に考えようと急いでいる。早ければ9月にも政府に規制案を提出する予定だ

今の時代、IT 機器やソフトウェアを見るときには、情報がどのように収集され、どのように使われているのかを、より一層意識しなければならない。(自民党ルール形成戦略議員連盟会長 甘利明氏)

  • 28日の日本の新聞によると、アメリカは同盟国である日本が Tiktok など中国アプリを禁止したり制限したりすることに参加するよう期待しているという。専門家は、日本の首相の中国に対する硬直した姿勢が、日本がアメリカの見解に従う可能性を非常に高くしていると考えているが、アメリカ国務省の次官は、この問題では日本の主権を尊重すると述べている。
  • Tiktok の日本への進出は、2018年初頭に日本で最も人気のあるインフルエンサーをプラットフォームに起用したことで軌道に乗った。今日では日本国内で5番目にダウンロード数の多いアプリとなり、推定1,000万人のユーザが利用している。
  • TechNode(動点科技)が以前報じたところでは、Tiktok は2019年、アメリカ、インド、日本市場の戦略的重要性と急速な成長を挙げて、成長戦略をアメリカ、インド、日本市場に集中させることを公にした。現在、Tiktok は、まさにこれら3つの市場で、より深く精査される状態に直面している。

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【via TechNode】 @technodechina

【原文】

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