リアルタイムに1000人が競い合う「Trivia Royal」が大ヒット、その要因は

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1000人のプレーヤーがクイズを通して競い合うモバイルゲーム「Trivia Royal」が大ヒットを記録している。開発・運営するTeatimeが6月17日リリースして以降、総ダウンロード数は200万回を超え、iOS App Storeにおいて1位を獲得している状況だ。

同社代表であるThor Fridriksson氏は、以前にも100万ダウンロードを越えた同様アプリ「QuizUp」を2013年の段階でリリースしていた。同アプリは2015年にGlu Mobileに買収されており、その後にゲーム開発のコアチームと共にTeatimeを設立した。

「QuizUpでは多くの成功を収めましたが、それでも上手くいかなかった点が数多くありました。その反省を含めた今回のリリースでしたが、再び成功を再現できて嬉しく思っています」(Thor Fridriksson氏)。

ゲームコンセプト

Trivia Royalはリアルタイム対戦とバトルロイヤルの概念をうまく組み合わせたゲームだ。参加者は1000人で1:1のバトル形式で優勝者を決めていく。つまり、1試合ごとに500人が勝ち進み、500人が敗退することになる。

バトルにプレーヤーが勝つと、「ロイヤル」と分類され、他のロイヤルに分類されているユーザーとチャットすることができるようになる。また、勝利を収めれば収めるほどソーシャルステータスやリーダーボードが強化される。

ゲームは当初、バトルに勝利したユーザーのみにしかSNS機能を開放していなかった。しかし、機能の一部を未勝利のユーザーにも開放するアップデートを実施したところ、ユーザー数の急成長が見られたという。

アプリの特徴的な点にアバターの作成機能が挙げられるだろう。バトル画面に利用されるアバターは、目や鼻の特徴などを細かく設定でき、ゲーム内通貨でオリジナルグッズを購入することも可能だ。

I beat 1,000 people (or some bots) on my first try in Trivia Royale.

問題自体はバラエティー豊かで、1試合は全部で5つの問題で構成される。ライバルよりも早く解答すれば、得られるポイント自体も多くなる。Fridriksson氏は急激なユーザー数成長の要因について以下のようにコメントしている。

「なぜここまで急激に人気が出たのかは、正直不思議です。おそらくですが、COVID-19により10代の若者が人と接することを失った反発がこの結果につながったのでは」(Thor Fridriksson氏)。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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