Googleの「5G Pixel」iPhone 12との価格差で大化けの可能性も(2/3)

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日本の価格はGoogleの公式サイトでPixle 5が税込74,800円

(前回からのつづき)Googleが打ち出すPixelの選択肢はシンプルだ。全ての機種に5Gを搭載し、好みに応じて499ドル、599ドル、699ドルの3つから選択すればよい。また、全ての機種は128GBのストレージが確保され、ハイエンドモデルであるPixel5を使いたければ699ドル払えばよい、ただそれだけだ。その一方、Appleは同社初の5G対応iPhoneをストレージ選択前の段階において初期値749ドル、999ドル、1099ドルより打ち出すとされており、両者において価格的差が注目されることは避けられないだろう。

次期iPhoneは順当にいけばiPhone 12と呼ばれることとなり、最も低価格な機種はiPhone 12 miniで5.4インチのスクリーン、64GBのストレージとなることが予想されている。つまり、Pixel 4aのスクリーンサイズをiPhoneで手に入れようとすると、最低でも749ドルの出費が必要となる。しかし、それでもストレージは半分のデバイスとなってしまうのだ。

Googleは今回の価格調整によって、5G対応のデバイスを求める潜在的な数百万人の顧客に対して大きなアピールに成功した。これによりAppleは、現状5Gデバイス市場としては価格に見合わない商品を提供することとなり、両者はそもそもフェアな戦いとならないことが予期される。また、4Gデバイス市場ではGoogleはPixel 4a (4G対応)を349ドルで出しており、価格破壊が起き始めていることが分かる。仮にこのトレンドが続くと仮定すると、Pixelはスマートフォンデバイス市場において一気に広がりを見せることになるかもしれない。

しかし、Googleが推し進める「ミドルレンジ」戦略には、どうしても絶対的な存在(いわゆる「hero」モデル)が欠けてしまうため、今後幾つかのリスクに直面する可能性もある。まず第一に、数多くの企業がミドルレンジの5G対応のAndroidスマートフォンを製造しており、そうした市場はレッドオーシャンであることが挙げられる。

また「hero」モデルからミドルレンジへ変身を遂げることで、唯一無二のプレミアム機能が失われ、セールスポイントが弱くなるマイナス点が挙げられる。実際に、新モデルのPixel 5では前作のPixel 4で見られたような、Soli rader、Neural Core AI processor、望遠カメラなど幾つかのプレミアム機能が消失しているのだ。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】