葬儀関連サービスのよりそう、VCや事業会社7社から30億円超をシリーズE調達——累積調達額は63億円に

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Image credit: akiyoko / 123RF

遺された家族を葬儀場や他の終末期サービスプロバイダにつなぐ、よりそうは12日、シリーズ E ラウンドで約30.9億円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、フィデリティ・インターナショナル、農林中金キャピタル、Sumisei Innovation Fund、博報堂DYベンチャーズ、Sony Innovation Fund by IGV、HT Asia Technology Fund、ヤマシタ。なお、これとあわせて、金融機関からデットファイナンスで4.3億円を調達した。

これは同社にとって、2015年8月に実施したシリーズ B ラウンド(2億8,500万円を調達)、2017年8月に実施したシリーズ C ラウンド(10億円を調達)、2019年9月に実施したシリーズ D ラウンド(20億円を調達)に続くものだ。これらを含めた同社の現在までの累積調達額は、約63億円に達した。

2009年のローンチ以降、よりそう(創業時の社名は、みんれび)は葬儀計画における透明性向上を狙い、葬儀場のレビューや価格情報を提供してきた。2015年には Amazon で新サービスをローンチ、メモリアルサービス全般にお坊さんを送り届けるオーダーを受けるサービス「よりそうお坊さん便」を開始した。

2020年11月にはパッケージ型プラン「よりそうお葬式」を家族葬メインのプラン構成にリニューアルしたことに加え、首都圏を中心に CM 放映を開始したことが支持され、2021 年上半期のお問合せ総数は昨年同期に比べ大幅な伸長を果たしたという。現在、「よりそうお葬式」提携斎場数は4,000ヶ所以上、「よりそうお坊さん便」提携僧侶数1,300名以上に達している。

同社では今回調達した資金を使って、マーケティングと人材採用の強化のほか、年内に葬儀社向けの経営支援を目的としたデジタルトランスフォーメーション(DX)事業を立ち上げるとしている。

via PR TIMES

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