インドネシアのGoToは4月4日にIPO、約1,260億円の調達を目指す——当初予想額の半分、ウクライナ危機が影響か

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Image credit: Goto Group

インドネシアのテック大手 GoTo(Gojek と Tokopedia の合併企業体)は、インドネシア証券取引所(IDX)での IPO(新規株式公開)で少なくとも15兆2,000億インドネシアルピア(約1,260億円)の調達を目指している。同社は4月4日に上場し、全株式の4.35%に相当する520億株を、1株当たり316〜346インドネシアルピア(約2円60銭〜80銭)で売り出す予定だ。また、国内上場に続き、海外上場も予定されている。

GoToは、昨年8月の Bukalapak の IPO に続き、インドネシアのユニコーンとして2番目の上場となる。今回の IPO は、東南アジアのテック系スタートアップのエコシステムにおいて最も期待されているものの1つだ。これに先立ち、GoTo の競合 Grab は、2021年12月にナスダックにIPOを果たしている。

GoTo は、IPOで得た資金から発行費用を差し引いた後、グループの成長戦略を支えるための運転資金に充てる予定だ。3月15~21日に新規公開(ブックビルディング)を実施し、3月29~31日を公募期間とする。

報道声明の中で GoTo は次のように述べている。

最も活動的で長く忠実なドライバーパートナー、加盟店、消費者、そして従業員に IPO の恩恵を受ける機会を提供するシェアプログラム「Gotong Royong」を開始する予定だ。

このプログラムのもと、すべての正社員はグループの長期インセンティブ・プラン・プログラムの参加者となり、長期勤続のドライバーパートナーは助成金を受け取るよう設定されており、最も忠実な事業者と GoTo Group の消費者は IPO 時、定められた割当により株式を購入する資格が与えられる。

GoTo は2021年11月、アブダビ投資庁(ADIA)のリードで13億米ドルのプレ IPO ラウンドを実施した。同社は Alibaba(阿里巴巴)、ソフトバンク・ビジョン・ファンド、Google、GIC、Tencent(騰訊)といったビッグネームを最大の投資家に数えている。近年、東南アジアのテックユニコーンは、さまざまな証券取引所に上場すべく、しのぎを削っている。これらの企業は、発行当初に株価が急上昇することがある。

今月初め、The Business Times は、Grab の第4四半期の純損失が約2倍になり、株価が37.3%も暴落したと報じた。Bukalapak の場合は IPO 以来、株価は73%以上下落した。1株あたり1,110インドネシアルピア(約9円20銭)まで上昇してスタートした株価は、本稿執筆時点では276インドネシアルピア(約2円30銭)で低迷している。

GoTo は最大20億米ドルを調達すると予想されていた。しかし、Dealstreet Asia のレポートによると、専門家はウクライナの危機が続いているため、同社に難しいタイミングであると警告した。

【via e27】 @E27co

【原文】

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