本稿では、5月25日にサイバーエージェント・キャピタルがオンライン開催する「CyberAgent Pitching Arena」の登壇スタートアップ10社9社を順にご紹介します。
サイバーエージェント・キャピタルは世界各国に持つグローバル拠点ネットワークを活かし、東南アジアのスタートアップと国内外の有力ベンチャーキャピタル、エンジェル投資家を繋ぐことを目的として、CyberAgent Pitching Arena を半年に一度開催しています。
2019年にジャカルタで開催した海外版「Monthly Pitch」、2021年1月に開催した第2回目となる東南アジア版「Monthly Pitch Asia」に続き、2021年9月に開催された第3回から「CyberAgent Pitching Arena」になりました。
- 日時:2021年5⽉25⽇(水)15:00~17:00 (オープニング・10社のピッチ)
- 場所:オンライン(ZOOM)
- 言語:日本語・英語
- 観覧方法:審査制(観覧応募フォームよりお申し込み)
- 観覧応募締め切り:5月24日(火)18時
CLAUDE

Image credit: Claude
ジャカルタに拠点を置く Claude は、女性向けファッションブランドを運営するスタートアップだ。Ernst&Young 出身の Christie Johana 氏と PricewaterhouseCoopers で財務コンサルタントをしていた Tommy Budihardjo 氏の2人によって、2018年に設立された。4年の時を経て Claude は従業員100人を超えるまでに成長した。
ファストファッションは、大量の商品を消費者に安価で届けるには便利な方法だが、製造に携わる人々に安い賃金での労働を強いたり、超過在庫やシーズンを逃した商品は廃棄処分となったりするなど、社会的なデメリットも大きい。そこで Claude では、ファストファッションとテイラーメイドの中間にあたる「アダプティブファッション」というモデルを開発した。これは消費者の需要に基づいて商品を製造するものだ。同社によれば現在完成された製品の廃棄は発生しておらず、99.9%が顧客に届けられているという。
Claude で最も愛されているのは、Ula Dress、Tame Jumpsuit、Tupa Top などで、パーティ、仕事、ブライズメイド(披露宴での花嫁付き添い)といったさまざまなシーンで使いこなせるのが特徴だ。多くの東南アジアのファッションインフルエンサーが Claude のドレスを着用して写真を投稿し、これがこの地域で Claude の認知を高めるのに一役買っている。D2C モデルではあるが、シンガポールやインドネシアの有名ショッピングモールにコンセプトストアを出店し、顧客のタッチポイントを拡大している。
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