マンガの多言語翻訳エンジン開発Mantra、マンガで英語を学習できるアプリ「Langaku」を正式ローンチ

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「Langaku」
Image credit: Mantra

マンガに特化した多言語翻訳エンジンや法人向けサービスを展開する Mantra は21日、新サービスとして、マンガを使った多読による英語学習の iOS アプリ「Langaku」を公開した。これは、集英社のアクセラレータプログラム「マンガテック2020」に Mantra が採択されたのを受け、昨年βローンチしていたアプリを正式ローンチするもの。ユーザは、集英社の擁する有名マンガ30タイトル以上を使って、英語をカジュアルかつ楽しみながら学ぶことができる。料金は無料で、読む量に応じて、月額980円または従量課金となる。

Mantra の共同創業者兼 CEO の石渡祥之佑氏によれば、英語を学ぼうとする人の7割程度は、マンガ読者だということがわかっているのだそうだ。また、同社では日本語で作られたマンガを効率的に多言語するための技術として、画像認識によってマンガをコマ毎に抜き出す技術を多言語翻訳エンジンの開発で確立していたことから、今回 Langaku にその技術を応用することができた。ユーザは学習の進捗度にあわせ、日本語と英語のコマの割合を変えることができ、クリックすればコマの日英切替も可能。発音も聞ける。

Image credit: Mantra

Mantra では、今後 Langaku 上で毎月新規作品の公開を予定しているほか、ユーザのフィードバックを受けて、機能の追加や改善を逐次実施する予定。将来的には、英語以外の言語への対応、日本語を学ぶ外国語話者を対象にしたサービスも検討するとしている。Mantra のこれまでの調達では、今のところ特定の出版社からの出資参加した報告は確認できていない。これは Mantra がパブリッシャーニュートラルであり、今後、複数の出版社と同様の取り組みができる可能性があることを示唆している。

筆者が初めて Mantra を見かけたのは、3年前の SXSW(サウスバイサウスウエスト)でのことだ。東京大学出身スタートアップの SXSW 出展支援プログラム「Todai to Texas」に採択されてのものだったが、その後、Mantra は法人として設立され、同じ年、東京大学協創プラットフォーム開発(東大 IPC)の起業支援プログラム「1st Round」第1期の支援先スタートアップに採択された。2021年には、AI 翻訳エンジンの開発で DNP との協業が発表されている。

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