テスラがヒト型ロボット試作機「Optimus」公開、今度はタイツ男ではなく本物の機械じかけ

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Teslaは10月1日に開催している発表会「AI day 2022」のステージで、人型ロボット「Optimus」のプロトタイプを公開した。これは昨年のステージでイーロン・マスク氏が予告していたものだ。昨年8月にTesla bot(テスラボット)として披露された時は全身タイツの人間がダンスパフォーマンスを見せただけで実際にできるかどうかは不明だったが、今回、真面目に試作品が公開された。

これは同社のAIソフトウェア、さらにTeslaの運転支援機能を支えるセンサーを活用するもので、発表会でマスク氏はテザー(ロボットを支える紐のようなもの)なしで歩いたのはこのステージが初めてだと明かし、今後、この量産品を2万ドル以下で販売したいとの目標も語っている。

ステージだけでなく、これまでの開発の風景も披露され、ビデオに写っているOptimusが荷物を運んだり、植物に水やりをする姿を伝えている。また、外装を纏ったプロトタイプ(こちらは動かない)についても公開し、今年中の完成を目指すとした。手の部分は生物学的デザインとして人の手のように小さな部品を正確に掴むのに適した形になっているそうだ。

2.3kWhのバッテリーパック搭載し、Wi-FiとLTE接続が可能になっている。また、手や手首、膝などの関節にはそれぞれに適した設計の共通部分を作ることで、たった6種類のアクチュエータで動きを実現したとしている。マスク氏はこのロボットを今後、自動車事業よりも重要なものになる可能性を秘めていると言及した。

Optimusの開発に役立っているのがTeslaの自動運転を支えるオートパイロットの技術になる。発表会ではTesla車両のカメラとセンサーがキャプチャした道路の境界線や車線、歩行者などの認識において必要なアノテーション(AI開発においてデータに追加のラベル情報を付与する過程)作業で、毎日50万個のデータクリップを処理できる自動ラベリングの技術を開発したと明かす。イベントではこのTesla車両に使われるFSD(フルセルフドライビング・完全自動運転)とOptimusの制御の共通性を繰り返し強調していた。

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