ビジネス向けチャットやFAQボット開発、L is Bが東証グロースに上場へ——評価額は45.6億円規模

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Image credit: L is B

ビジネスチャット「direct」やチャットボット型 FAQ ソリューション「AI-FAQ ボット」などを開発・提供する L is B は20日、東京証券取引所への新規上場申請を実施し、承認されたことを発表した。市場区分はグロースで証券コードは145A。80万株を公募し、654,500株を売り出す。なお、オーバーアロットメントは218,100株。主幹事は野村證券が務め、上場予定日は7月25日。

価格の仮条件は3月7日に決定し、ブックビルディング期間は3月8日から3月13日を通して実施される。最終的な公開価格決定日は3月14日。

公募を含む上場時の発行済み株式総数が495万5,200株で、想定価格の920円から算出した企業評価額はおよそ45.6億円規模。同社公開の有価証券届出書によれば、2022年12月期の通期売上高は9億7,058.9万円で、経常損失は2億6,587.4万円。

L is B は2010年9月、ジャストシステム出身の横井太輔氏により静岡・焼津で創業。当初は、言葉の内容を解析し、感情を理解・表現するSSE(ソーシャル・エモーション・エンジン)を開発し、アプリ「Feels On!」をローンチするなど、主にコンシューマ向けにサービスを提供していたが、その後、2013年に企業向けサービスの提供事業へとピボットし、direct をローンチした

主要株主は、Well Side(横井氏の資産管理会社)が33.43%、横井氏が14.08%、インターネットイニシアティブが6.86%、チェンジホールディングスが6.86%、大和企業投資が5.85%、アズワンが4.39%、浮川和宣氏(ジャストシステム創業者)が2.63%と続く。

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