越境決済プラットフォーム「RemitAid」、1.5億円をシリーズA1調達

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Image credit: RemitAid

RemitAid は20日、シリーズ A ラウンドの 1st クローズで1.5億円を調達したと発表した。このラウンドはジェネシア・ベンチャーズがリードし、プライマルキャピタル、アニマルスピリッツ、NOBUNAGA キャピタルビレッジ、名前非開示の個人投資家が参加した。なお、金額にはデットが含まれる。

これは同社にとって、2022年8月の6,000万円を調達した前回ラウンド(ラウンドステージは不明)に続くものだ。ジェネシア・ベンチャーズとプライマルキャピタルは、前回ラウンドに続くフォローオンでの参加。

RemitAid は、海外企業との取引を簡単にするグローバルマルチ決済プラットフォームを提供している。現在、導入顧客が150社を超え、事業拡大のフェーズに入っている。また、「海外ラクヤス振込」においてはプレセールスを開始し、さらに大きなマーケットに対して挑戦する環境が整ったことから、今回の資金調達に至った。

RemitAidは、海外企業との取引を決済で支援するクロスボーダー決済サービスを展開している。輸出企業を支援する取り組みとして、農林水産省は2030年までに30億円の輸出を後押しする支援を行っており、経産省も中小企業1万社の輸出を支援する取り組みを行っている。

しかし、輸出企業にとって海外送金の仕組みは大きな課題となっている。具体的には、中継銀行を挟むことで取引コストが高くなり、不明瞭、スピードも遅いなどの欠点がある。さらに、企業側でも入金状況の管理など、オペレーションが複雑化している。

RemitAid はこうした課題に対して、決済のオペレーションコストを削減するソリューションを開発した。

RemitAid が提供する価値は、従来の国際送金の仕組みを使わない決済サービス、入金確認の業務効率化、決済手数料の最適化の3点だ。リーチの広い資金移動業者とのアライアンスにより、支社を持たなくても海外の口座を作れるソリューションを提供する。

今回調達した資金は、積極的な人材採用や顧客ニーズに応えるためのサービス機能開発、顧客基盤ならびに収益拡大に向けた販売促進のために充当する予定だ。

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via PR TIMES      Summarized by ChatGPT

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