クラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」がプロジェクトの直接投稿システムをリリース、審査基準の単純化も

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CAMPFIRE

クラウドファンディング・プラットフォーム「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」を運営するハイパーインターネッツは、本日プロジェクトオーナーがCAMPFIREのサイト上で、プロジェクトを作成・編集して直接投稿できるシステムをリリースした。

これまでクラウドファンディングといえば、一般的にはプロジェクトを掲載したいプロジェクトオーナーがプラットフォーム側にプロジェクト案を提出。キュレーターと呼ばれる担当者とプロジェクトページのブラッシュアップを行った後、プロジェクトを公開していた。

直接投稿システムでプロジェクトを活用すれば、申請してから審査にかかるのは営業日で約3日だという。システムに合わせて審査基準も単純化されているとのことなので、プロジェクトを実施したいプロジェクトオーナーにとっては面倒が減ったといえる。

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目標金額は500円から。プロジェクトの作成・申請・公開は無料。公開後に募集期間内に目標金額の100%を超えた場合だけ、支援総額の20%がCAMPFIREの手数料として発生する。

クラウドファンディングは近年、より多くの人に認知されるようになり、大型のプロジェクト達成も目立つようになってきた。このタイミングでの「CAMPFIRE」の一手は興味深い。

クラウドファンディングはキュレーターが介在することで、プロジェクトが成功しやすいようにブラッシュアップを行っていくところに価値と各プラットフォームの違いが現れるとこれまで筆者は考えていた。

今回のオープン化とも言えるような「CAMPFIRE」の動きで、より多くのプロジェクトが同プラットフォーム上に集まるようになると、プロジェクト数が上がることでプロジェクトの成功数も上がるかもしれない。もちろん、成功率は下がるかもしれないが。

目標金額も500円から始められるようになっているため、マイクロプロジェクトが増加する可能性もある。今回の「CAMPFIRE」の動きがクラウドファンディングに対して、どのような影響を与えるのか注視したい。

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