ソーシャルニュースアグリゲーターのNuzzelが170万ドルの資金調達を実施した。ここには多くの個人投資家たちが参加しており、セールスフォースのマーク・ベニオフ氏、Googleのマット・カッツ氏、ソフトバンク副社長のニケシュ・アローラ氏らが含まれている。
この発表には同社のソーシャルアグリゲーター製品に関するものも含まれており、この段階から誰でもこのサービスが利用可能になる。つまり、Twitterのアカウントが必要ではなくなったということだ。
この新たな調達資金はプロダクトのスケールに使われることになる。エンジニアの採用、そしてニュースレタープラットフォームとしての機能のような追加開発のためだ。また、これまであまり注力されてこなかったパブリッシャーとの統合などの模索にもリソースが投入されることになるということだった。
Friendsterというソーシャルネットワークの創業者、Jonathan Abrams氏によって創業されたNuzzelは関連している人がシェアしているニュースをまとめるサービスだ。
以前は個々をつないでパーソナライズするためにTwitterアカウントを必要としていた。例えば私は上司のハリソン・ウェイバーをフォローしているが、そのようにすると、私は彼が今日書いたりシェアしたニュースを知ることができるようになる。
Nuzzelの2.0バージョンはウェブ、iOS、そしてAndroidでリリースされ、誰もがソーシャルキュレーションの恩恵を受けることができる。Twitterアカウントのオーソライズの結果によるパーソナライズの代わりに、ユーザーは関連したフィード情報やそれらをお気に入りに追加したり、購読することができるようになっている。
その他のアップデートとしては、検索機能が含まれており、フィード情報やストーリーの発見が改善されることになるそうだ。また、メールやプッシュによる購読アラートの受け取りを許可することもできるようになっている。
ところでNuzzelによる170万ドルの調達は2012年の調達と同等の金額であることも付記しておいたほうがいいだろう。Abrams氏はVentureBeatに「単なる偶然だよ」と回答しており「ずっと100万ドルから150万ドルを調達しようとしていて、結局集まりすぎて終わらせようとしたんだけど最終的に170万ドルほどになった、ということだね」とコメントをくれた。
【via VentureBeat】 @VentureBeat
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