【ブラウザ戦争】VPN搭載で便利すぎるブラウザ「Opera」アフリカ大陸から大逆襲

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Photo by Piet Bakker on Pexels.com

ピックアップOpera browser VPN coming to Android

ニュースサマリー:ブラウザプロバイダーのOperaは7日、アンドロイドβ版ユーザー向けにビルトイン型VPN機能の提供を開始したと発表した。同機能は世界中誰でも無償、また制限なく利用が可能。Operaでは3つのロケーション「ヨーロッパ、アメリカ、アジア」からVPNを選択することが出来る。また、Optimalを選択すれば、その時点における最速なネットワークへと自動的に切り替わる。

OperaはVPN利用時にユーザーの情報を取得しないとしているため、完全なプライバシーが保護されたままブラウジングが可能。

話題のポイント:Operaは近年ブロックチェーンを利用したサービスを模索したり、これまたビルトインで暗合通貨ウォレットを実装したりと、イノベーティブなソリューションを展開しています。ブログでは以下のように述べられていました。

Opera has a tradition of innovation. We are always thinking about new features that can enhance your online experience.

以前、Operaが暗号通貨ウォレットをビルトインにて実装した際に書いた記事に書いた通り、既存Operaユーザーはほとんどがアフリカ大陸です。以下の図で示されているように、全体の3%にも満たないシェアにも関わらずアフリカ大陸ではChromeに次いで13%のシェアを誇っています。

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Credit: Statecounter
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Credit: Statecounter

その理由として、今多く考えられているのが低価格なAndroidスマホにOperaが初期インストールされている、というのが有力な説です。ただ、最近でもありましたが、政府によるインターネットの遮断が発生している中で、ブラウザ with VPNなOperaの存在感はとても強くなる可能性がある気がします。Operaは昨年、米国NASDAQに上場もしていますし、今後のブラウザ市場における逆襲に期待が高まります。

 

 

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