中国の巨大インターネット企業 Tencent(騰訊)の関係筋によると、Tencentが1億ドルを中国のソーシャルネットワークKaixin001(開心)に投資したと噂されている。Sina の前暫定CTOによって2008年に設立されたKaixin001は、「Parking War(争車位)」、 Farmvilleに似た「Happy Farm(開心農場)」などの独自のソーシャルゲームで中国のホワイトカラーを惹きつけた。中国のメディアは、どれだけの人がKaixinoo1のゲーム—とりわけ「Happy Farm」—に熱狂し夢中になっているのかを伝えるレポートを書き続け、ブームに踊っていたのを今でも覚えている。ゲームの中毒者は真夜中に目覚ましをセットし、オンライン上の隣人の「デジタル穀物」を収穫する(もしくは盗む)者もまでいると伝えていた。
Kaixin001のピークは、2008年と2009年であった。今は、激烈なトラフィックの落ち込みに苦しんでおり、サイトのトラフィックは18カ月で65%急落している。
伝えられるところによれば、Qihoo 360(奇虎)もKaixin001に投資しようとしたが、Kaixin はそのオファーを断ったと言う。
Tencentは収益性の高いQZone(QQ空間)や独立したSNSであるPengyou.com(朋友)を含む自社のソーシャルネットワークを提供していたが、他のTencentのプロダクトと同様にこれらのサービスは、ずっと待ち望んだホワイトカラー層ではなく、 10代の若者や学生でいっぱいだった。Tencentの多くのプロダクトは同じ状況に直面している。そこでKaixin001に投資することでTencent は、Kaixin001の抱える上流で大人のユーザを獲得し、ユーザをより広い範囲から集められるようになるだろう。
【via Technode】(@technodechina)
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