Creative Commons Indonesiaが正式にローンチ

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【翻訳 by Conyac】 【原文】

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先週土曜日(原文掲載11月11日)にジャカルタで行われた「2012 Creative Commons Asia Pacific Conference」の翌日日曜日、Creative Commons Indonesiaが正式にローンチした。 これはインドネシアがクリエイティブ・コモンズ・ライセンス(以下、CCライセンス)の利用を認め提供する72ヶ国の1ヶ国になったことを表す。

クリエイティブ・コモンズを認めたことで、インドネシアの人は今や自由に彼らの作品にCCライセンスを申請したり、CCライセンスを受けている作品を活用し、インドネシアの法律で保護される同ライセンスを利用できる。CCライセンスは公開ライセンスモデルで、著作権保有者が特別な手配をすることなく、公開された瞬間から彼らの作品を公共が利用できるようにするものだ。

Creative Commons Indonesiaがローンチしたのは先日なのだが、インドネシアの人は同国で正式に認められるずっと前からすでにCCライセンスを利用していた。CCライセンスが世界のその他の多くの国々ですでに広く活用されていることを理解していたからだ。

Creative Commonsの相談役Kat Walsh氏は基調講演で、インドネシア政府によってCCライセンスが認められたことで多くの作品がたくさんの規制で制限されることなく、より広く活用されることになるだろうと語った。Walsh氏はまた著作権を扱う際、政府は一般的に伝統的に著作権保有者のいると思われる分野、つまりエンターテイメント業界、より具体的に言うなら映画製作者、本の出版社、ミュージシャンや彼らのレーベルなどに目を向けると語った。

だが最近では、著作権のある作品はこういった分野だけではないし、従来通りの著作権という概念にとらわれない人々もいる。CCライセンスが介入するのはこういう時で、これらの作品は依然として保護される必要があり、クリエイターや権利保有者も認められる必要がある。

Creative Commons Indonesiaの法務責任者Ari Julian Gema氏は、現在直面している最大の課題の1つは、インドネシアが同国の建築物の画像の著作権保有者をどのように認めるかだとDailySocialに語った。

インドネシアの法律では、同国の建築物の画像の権利はその建築物の建築家が分かっている場合はその建築家にあり、建築家が不明な場合は、写真家ではなく政府にその権利があることになっている。これが原因でWikimediaは、このことが早急に解決されなければインドネシアの建築物を写している画像を撤去しなければならない。

つまり、Creative Commons Indonesiaはインドネシアの建築協会と協議の上、CCライセンス戦略に基づいてインドネシアの建築物写真の公的利用を許可できる方法を探すしかない。政府に権利がある場合、事態はより複雑になる。

【via DailySocial】 @DailySocial

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