KDDIとシナジーを生み出すことが期待される「KDDI ∞ Labo 4th DemoDay」で発表された5つのスタートアップ

by Junya Mori Junya Mori on 2013.7.24

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昨日、「KDDI ∞ Labo 4th DemoDay」が開催された。渋谷ヒカリエホールにて、第4期プログラムに参加していた5つのチームによる発表がおこなわれ、卒業チームによる発表等も行われた。

第4期のプログラムに参加していたのは、TRAPRO (トラプロ) 、SmartCanvas (スマートキャンバス) 、mygrow (マイグロウ)、KawaiiMuseum (カワイイミュージアム) 、Class (クラス) の5チーム。今期から通常のプログラムに加えて、「学生枠」と「HTML5枠」が設置されており、TRAPROが学生枠、SmartCanvasがHTML5枠で参加している。

発表の後、「最優秀賞」とDemo Dayに参加している人々による人気投票「オーディエンス賞」のほか、各チームにそれぞれに賞が与えられていた。

TRAPRO

TRAPRO:最優秀賞、ソーシャルアントレプレナー賞

学生枠で今回のプログラムに参加したのは、TRAPROを運営する一般財団法人リディラバ、株式会社Ridilover。安部敏樹氏によるプレゼンテーションを行った。

TRAPRO(トラプロ)は個人が課題(イシュー)を発信するプラットフォームサイト。イシューを集め、人と共有することで、人々の行動を促すことで、イシューの解決を目指している。

このサービスを立ち上げた安部氏によると、世の中に存在する社会問題の多くが解決されないままなのは、その問題の存在が十分に可視化されておらず、身近に感じられないことが原因だと考えたことがTRAPROの立ち上げ理由となっている。

TRAPROでは、社会問題をサイト上で知ることに留まらず、問題の現場を見るスタディツアーへの参加を促すことで、社会問題の現場を知り、解決までつなげることを目的とするサービスだ。

TRAPROは、ソーシャルアントレプレナー賞と最優秀賞を受賞した。

sc_logoSmartCanvas:ベストエンジニア賞

SmartCanvasを運営する株式会社ヒトクセは、HTML5枠での参加。宮崎航氏によるプレゼンテーションが行われた。

SmartCanvasは、プログラミングスキルを持っていない人でも簡単にスマートフォンサイトやアプリを作成できるサービス。SmartCanvasで公開されたアプリには広告が挿入され、この広告による売上はアプリ開発者とヒトクセで分け合うことになっている。

同サービスは現在はβ版として提供されており、9月中旬に正式版をリリース予定。

mygrowmygrow:Create the future賞

Life is Tech(ライフイズテック)株式会社の水野雄介氏は、mygrowについてプレゼンテーションを行った。

Life is Techは、中学生、高校生のためのプログラミング・ITキャンプ等も開催しており、メディアにも多く取り上げられている。そんな同社が開発している「mygrow」は、中高生を対象とした学習を楽しくするためのアプリケーションだ。

学習を始めるきっかけ、成果を出したとき褒めてもらえる仕掛け、学習の成果が記録が残る仕組み、そして一緒に頑張っている仲間がいるコミュニティ機能を持ったアプリとなっており、中高生に頑張ることの楽しさを感じてもらいたいという思いからこのアプリを開発しているという。

注目の「Ed Tech」領域に挑戦する同社の取り組みはチェックしたい。KDDIとLife is Techは共同で今週末の7月25日、26日に中高生向けに「∞ Jr. ハッカソン&アイデアソン」を開催する。

kawaiimuseumKawaiiMuseum:Japanese Pop Culture賞

株式会社Eunoの田中丈登氏が発表したのは、日本の”カワイイ”をテーマにした「KawaiiMuseum」。Facebookページの運営からスタートした同サービスは、これまでに約390万のいいね数を集めている。サービスは先月リリースし、現在のユーザー数は3万人ほど。今後はキャラクター別のコミュニティと、各国のユーザーに最適化したEC機能の提供を行なっていく方針だという。

Facebookページのいいね数を集め、そこからキャラクターコンテンツに特化したサービスにつなげていくという流れは、Tokyo Otaku Modeに似ている。最近では、博報堂が日本の”カワイイ”を欧米やアジアのファンに向けて発信する情報サイト「Tokyo Girls’ Update」をオープンしたばかり。それぞれ”カワイイ”の定義は異なりそうだが、日本の”カワイイ”情報の発信を、いかに売上につなげていくのかは興味深いトピックだ。

classClass:Cool Design賞、オーディエンス賞

最後にプレゼンテーションを実施したのは、クローズドSNS「Class」の開発を行なっている株式会社we-bの真子就有氏。we-bは、個人のインタレストをシェアするサービス「log」の運営も行なっている。

Classは、同い年のユーザーと2週間限定の「クラス」を作ってコミュニケーションをするウェブサービス。今年の1月に事前登録の募集を開始していた。9月中旬ごろにサービスの提供を予定している。

Classを分類するとするなら、クローズドSNSのひとつということになるだろう。近しいサービスでは、9人限定のSNS「Close」が先日ミクシィから約7000万円の資金調達を実施した。KDDIとClassが生み出すシナジーがどのようなものになるのか、今後に注目したい。

以上が、第4期のプログラムに参加したスタートアップたちだ。Demo Dayでは、卒業生であるgifteeによる発表や、最近KDDIと資本提携したMonoco、nanapiとのトークセッションも開催された。

現在、KDDI ∞ laboは第5期メンバーを募集している。KDDI ∞ laboの参加者はKDDIから事業開発の支援やプロモーションの支援をうけることができる。構想している、もしくは開発中のサービスが、KDDIとシナジーを生み出せそうなものであれば、ぜひとも応募してみてはいかがだろうか。第5期プログラムへの応募はこちらから。

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