旧正月は水曜日に始まる(編集部注:原文掲載2月16日)が、多くの人がすでに故郷に向け出発している。人の移動としては毎年世界最大規模を誇っている。中国の最も優れたサーチエンジンが、大勢の人の旅ルートを追跡し、大都市間の大移動を表したリアルタイムのヒートマップを作成した。これが現在の状況だ。
春節と呼ばれる中国の祝日は、公式には7日間続く。しかし大規模な人の移動は出稼ぎ労働者、工場労働者、学生がまず帰省し、これにオフィスワーカーが続くことで、何週間もみられる。この移動は中国語でchun yun(春運)というが、「春の移動」という意味だ。中国の春節の期間すべての人が移動するわけではないが、その規模は信じられないほどの大きさである。中国交通運輸部では、この期間における人口移動の規模を28億人とみている。
Baidu(百度)は昨年、春節の旅行ヒートマップを初めて作成した。旅行者の移動状況を示すのに今年もまたBaidu Maps(百度地図)などBaiduのアプリを使用している。
この記事を書いている時点でヒートマップを見てみると、人が出て行っているのは上海と深圳からであることがわかる。一方、旅行者の出入りの双方を考慮すると北京の動きが最も活発である。
リストにある上海をクリックすると、インタラクティブなマップ画面が(下にある画像のように)変わる。ここで、オレンジ色の線は上海に入ってくる人の状況、黄色の線は上海から出る人の動きである。
【via Tech in Asia】 @TechinAsia
Members
BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。無料で登録する