経産省らが第2回日本ベンチャー大賞を開催、ペプチドリーム・ZMP・ジーンクエスト・メルカリら8社が入賞

Masaru IKEDA by Masaru IKEDA on 2016.2.28

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Image credit: 内閣官房内閣広報室

ベンチャー創造協議会、経済産業省、東京ニュービジネス協議会(Connect!)、日本ニュービジネス協議会連合会は26日、昨年の前回に引き続き、第2回日本ベンチャー大賞の表彰式が開催し、会場には、内閣総理大臣の安倍晋三氏、経済産業大臣の林幹雄氏のほか、大賞に選ばれたベンチャーやスタートアップ各社の経営者8人らが招かれた。

表彰式の冒頭、大賞を獲得したペプチドリームの軌跡を取り上げ、安倍氏が次のように挨拶した(一部要約、全文は首相官邸ホームページを参照)。

大賞に選定された企業は、がんや感染症との戦いに革命を起こしました。スタートは、中古の実験台や机を並べた、ガレージのようなオフィスだったそうです。がん細胞をピンポイントで攻撃できる技術を実用化し、わずか10年で時価総額2,000億円を超える企業に成長しました。(中略)

受賞者の皆さんが新しい力となり、多くの起業家が後に続くことで、日本が『起業大国』となることを祈念し、私の挨拶とさせていただきます。

受賞したのは次の各社だ。

内閣大臣賞(日本ベンチャー大賞): ペプチドリーム

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安倍首相から表彰状を受け取る、ペプチドリーム代表取締役 窪田規一氏。
Image credit: 内閣官房内閣広報室

ペプチドリームは東京大学発のベンチャー企業で、産学連携により創薬研究開発を行う。東京大学先端科学技術研究センターで開発された特殊ペプチドを使い、生体内安定性が悪い、細胞膜を透過できないといった従来のペプチドの問題点を克服することで、ペプチド医薬品を創成する(現在の医薬品の多くは、低分子医薬品や抗体医薬品)。内外の製薬メーカーと契約し、共同研究を実施している。

経済産業大臣賞(ベンチャー企業・大企業等連携賞):ZMP × ディー・エヌ・エー × ソニーモバイルコミュニケーションズ

ZMP は自動運転技術開発用プラットフォームやセンサシステムの開発、自動車メーカーなどに自動運転等の開発支援を行なっている。同社は2015年5月にディー・エヌ・エーと人の移動を楽にするロボットタクシーを設立、また、ソニーモバイルコミュニケーションズとは8月に、ドローンを用いた測量・解析を事業化するエアロセンスを設立している。

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経済産業大臣賞(女性起業家賞): ジーンクエスト

ジーンクエストは東京大学の研究者らを中心に2013年に設立された遺伝子分析スタートアップ。オーダーすると送られてくる唾液採取セットを使って唾液を採取し郵送すると、遺伝子を解析し先天的な病気の発症リスクや体質など300項目を判定できる。

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審査委員会特別賞(グローバル展開賞): メルカリ

C2C のフリマアプリを展開するメルカリは、2014年3月にサンフランシスコ支社を設立しアメリカ市場に進出。最近では、他のスタートアップにも出資する形でサービスの拡充と人材の確保に注力している。2月1日には、アメリカにおけるアプリのダウンロード数が700万件に達したことを明らかにしている。

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審査委員会特別賞(社会課題解決賞): すららネット

すららネットは、インターネットを介してゲーム感覚で学習できる、小学生高学年から高校生向けの対話型アニメーション教材を開発。国内にある学習塾とタイアップすることにより、教材を使った生徒の自律学習支援と学習塾の講師によるフォローアップのモデルを実現した。

審査委員会特別賞(イントラプレナー賞): ソニー

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Masaru IKEDA

Masaru IKEDA

1973年大阪生まれ。インターネット黎明期から、シンクタンクの依頼を受けて、シリコンバレーやアジアでIT企業の調査を開始。各種システム構築、ニッポン放送のラジオ・ネット連動番組の技術アドバイザー、VCのデューデリジェンスに従事。SI、コンサルティング会社などを設立。Startup Digest(東京版)キュレータ。

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