ラグジュアリーに特化した二次流通サービス「Material Wrld」がスタートトゥデイなどから総額900万ドルを調達

by Yukari Mitsuhashi Yukari Mitsuhashi on 2016.3.30

共同ファウンダーの
共同創業者の矢野莉恵さん(左)と Jie Zhengさん(右)

ファッションに敏感な人が溢れるニューヨークを拠点とする「Material Wrld」(マテリアル・ワールド)。ラグジュアリーファッションのライフサイクルを伸ばすというミッションを掲げ、2012年に創業しました。イベントごと、シーズンごとに女性がクローゼットを「更新」しやすいようにと、ラグジュアリー・ファッションに特化した二次流通サービスを展開しています。

そんなMaterial Wrldが、シリーズBで総額900万ドルの資金調達を実施したことを発表しました。ファッション通販「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイを筆頭に、既存投資家であるニッセイ・キャピタルも出資しています。これで、Material Wrldの累計調達額は、1,300万ドルになりました。

Material Wrldのプリペイド式デビットカード
Material Wrldのプリペイド式デビットカード

同社が、2015年10月に開始したのが「Material Wrld Fashion Trade-In Card」です。ラグジュアリーショッパーを対象としたプリペイド式のデビットカードで、Discover Cardのネットワークを使って提供されています。

Material Wrldが買い取った洋服・ハンドバック・シューズの代金をこのカードで受け取ると、それを使って、オンラインとリアル店舗を含む700店以上のお店で買い物ができます。利用可能なお店には、Bloomingdale’s、Nordstrom、Intermix、Steven Alanなどが含まれます。

このカードを利用したユーザーは、カードで受け取った金額の平均2.5倍分の買い物をしています。百貨店にとってもメリットのあるウィン・ウィンの仕組みに、百貨店からの評判も上々です。今後は、ファッション業界内におけるデビットカードの認知度向上に取り組んでいくとのこと。

また同社は、新たなプラットフォームの開始に向けて動いています。共同創業者である矢野莉恵さんと Jie Zhengさんは以下のようにコメントしています。

「今後数カ月間で、アメリカで新たなオンラインプラットフォームをリリースします。ユーザーは、ラグジュアリーブランドの持ち物を買取に出したり、ブランドの新作を購入したり、その他の「クロゼット」からセカンドハンドアイテムを購入したりを、ワンストップで行うことができます。」

Material Wrldへの出資は、スタートトゥデイにとって初の北米市場への出資です。資金面の協力にとどまらず、スタートトゥデイのセカンドハンド事業「ZOZOUSED」のノウハウ共有、また逆にMaterial Wrldが持つブランドイメージやネットワークを活かして、グローバル展開におけるクロスボーダーのシナジーを図っていくとのことです。

ニュースレターの購読について

毎日掲載される記事の更新情報やイベントに関する情報をお届けします!

----------[AD]----------