ヤマト運輸とマネーフォワードが提携して請求業務支援サービスを提供開始

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ヤマト運輸とマネーフォワードが業務提携を発表した。本日、9月1日よりヤマト運輸が運営するビジネス向け業務支援ポータルサイト「ヤマトビジネスメンバーズ」に、新たに請求業務支援サービス「請求業務クラウドサポート」の提供を開始する。

ヤマト運輸の「ヤマトビジネスメンバーズ」は、法人や個人事業主の業務支援を目的としたポータルサイト。これまでに、荷物の送り状を簡単に発行する機能や利用運賃の履歴確認など様々なサービスをクラウドで提供してきた。会員数は、現在75万を超えているという。

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「ヤマトビジネスメンバーズ」に新たな機能として追加されたのが、請求業務支援サービス「請求業務クラウドサポート」だ。同サービスは、はマネーフォワードの「MF クラウド請求書」のサービスをベースに開発され、「ヤマトビジネスメンバーズ」の会員向けに請求業務支援を行う。

「ヤマトビジネスメンバーズ」には、配送等のサービスを利用するユーザも多いため、「請求業務クラウドサポート」には「MF クラウド請求書」にはない機能も追加開発されている。

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ひとつは、請求書をFAXで送信する機能だ。メールや郵送ができる機能は既存のクラウド請求サービスにもあるが、小売などを行う業者ではFAXが用いられることも多い。

納品書合算請求も「ヤマトビジネスメンバーズ」の会員向けに開発された機能だ。これまでは納品するごとに納品書を作成し、月末に合算して請求書を発行していたが、この作業を効率化する機能となる。

「請求業務クラウドサポート」は、一部の機能が限定されている無料のライトプランから利用でき、FAX送信や納品書合算請求機能が利用可能な月額980円のスタンダードプランも用意されている。

「請求業務クラウドサポート」を提供する上で、ヤマト運輸の人々はユーザに業務に関するヒアリングを重ねた。表計算ソフトを用いていたり、FAX送信を用いているユーザの多さを感じ、同サービスを提供することのニーズを感じたという。

クラウド請求サービスはこれまでにも存在していたが、ヤマト運輸というブランドと会員ネットワークを活かすことで、届いていなかった人々もクラウド請求サービスを利用することになるのではないだろうか。

今後、ヤマト運輸としては「ポータルサイトとして会員のバックオフィスを効率化していくことを検討している」とコメントした。

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