犬の精神状態を読み取るIoTデバイス「INUPATHY(イヌパシー)」開発元、社名変更・代表2名体制へ——軽量新型モデルの予約注文を受付開始

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INUPATHY
Image credit: Langless

【7月11日23時更新】予約注文の開始日と販売ロット数を変更、写真を追加・差替。

犬用のウエアラブルデバイス「INUPATHY(イヌパシー)」を開発するイヌパシーは11日、同デバイスの2018年量産モデルを発表した。同日から予約注文を受付開始した。予約注文は7月15日から開始予定。価格は先行予約の場合33,000円(税別)で、先行予約早割の場合29,700円(税別)。販売ロットは1,111個888個を予定しており、2018年12月上旬に商品発送が開始される予定だ。

INUPATHY は犬に装着したハーネス型の装置により心拍を計測し解析、犬の精神状態によって「リラックス(緑)」「興奮(オレンジ)」「ストレス(紫)」「興味津々(白)」「ハッピー(虹)」の5種類の色に、ハーネスのライトを変化させる。今回紹介される2018年モデルでは、小型化・軽量化・安定化を実現しており、本体質量は100グラムと軽いため、装着する犬に対して、よりストレスを感じさせにくい設計となった。

左から:ラングレス代表取締役 山口譲二氏、山入端佳那氏
Image credit: Langless

同社は今回、新モデル発表とあわせて、社名をイヌパシーからラングレスに変更したことも明らかにした。新社名は Language-less Communication に由来し、心拍に代表される生体情報のコミュニケーション化をテーマに掲げている。また創業当初から代表取締役を務めた山口譲二氏に加え、これまで経営補佐を務めていた山入端佳那氏が代表取締役に就任し、今後、2名代表制の形をとる。社名の変更は、イヌパシー以外への事業拡大を示唆するものだ。

イヌパシーは、2014年にリバネスが開催した「第2回 Tech Planグランプリ」に参加(当時の名前は、犬パシー)。2015年3月に会社法人を設立し、2016年に Indiegogo でクラウドファンディング を実施。これまでの資金調達について詳細は不明だが、IoE スタートアップに特化して出資する ABBALab が、1号ファンドからイヌパシーに出資していることを明らかにしている。

INUPATHY 2018年モデル
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