私たちは、多くの夫婦が共働きで忙しくするめまぐるしい世界で生活しており、ほとんどの家庭が家事を手伝うお手伝いさんを必要としている。
先日行われたStartup Arenaで、家族向けのお手伝いさんをマッチングさせるプラットフォーム「Cabara」がピッチした。彼らによると、お手伝いさんを斡旋してくれる仲介業者はジャカルタだけでも200以上あるそうだ。理想的なお手伝いさんを見つけるのはとても困難で、仲介業者に一つ一つあたる必要があり、新しいお手伝いさんを探す作業は大変面倒で時間もかかる。
Cabaraは、お手伝いさんリストをキュレーションする。お手伝いさんたちが一定の基準を満たしているかをチェックするのだ。いったん家族が依頼したお手伝いさんが家にやってくると、1年の保証が付く。そのお手伝いさんの仕事に満足できない場合、1年に2回まで別の人と代えることができる。サイトにはお手伝いさんのプロフィールがリストされており、家族は経験、経歴、希望の給料から選ぶことができる。条件に見合うお手伝いさんが見つからない場合は、要望を入力してシステムに送ることもできる。
現在、サイトはインドネシア語で運営されている。というのも、このインドネシアのスタートアップは今年の終わりまでジャカルタに注力する予定だからだ。同社がインドネシアをターゲットにする背景には、中流家庭の増加に伴って成長するインドネシア経済がある。今や3,000米ドル以上の可処分所得を持つ世帯が5,000万世帯に上るのだ。
エンドユーザは、会員となることで200米ドルに加えて、その後は1年ごとに100米ドルを支払うことになる。そのうち50〜60%は、Cabaraの提携仲介業者にわたる。それぞれの仲介業者とやり取りをする面倒をCabaraが解決している。直接会う必要があるため、支払い処理は手作業で行われる。
Andy Zain氏は、これは自分の家庭でも利用すべきサービスかもしれないと話す一方で、より良いフィルター機能があればその価値がさらに高まるだろうとコメントした。
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