本日(原文は6月上旬掲載)の Startup Arena Jakarta では、ネパール拠点のスタートアップGrepsrが、データ抽出とウェブクローリングサービスについてピッチを行った。このコンセプトは実に素晴らしいものである。スキルレベルにかかわらず、いかなる個人・法人のデータも自動的に収集することができるからだ。
読者は、1月にGrepsrについて取り上げたことを思い出すかもしれない。このスタートアップはそれ以後、300を超えるユーザを持つようになり、1,000のソースからなる800万以上のデータ記録を保持するようになったと述べている。300ユーザはあまり大きい数字とは言えないが、同社の収益モデルにはプロジェクト1件につき129ドルの手数料が含まれており、定期的なデータ収集や他のシステム要件がある場合、他の料金プランも適用可能である。Grepsrは、運営開始の最初の月から採算が取れていると語った。
審査員のDaniel Saitoは、どのようにユーザを獲得していくのかを尋ねた。Amitは、このサービスはより多くのソースからのデータを必要とする企業顧客に需要があると述べた。サービスが成長を見せれば、いくつかのメニューを無料で提供する予定だ。そうすれば、より高い需要が生まれるだろう。このプロセスでサービスを広く紹介し、顧客となる企業が本格的にもっと導入したいようであれば、Grepsrに問い合わせ、料金を見積もることができる。人前に出て認知度を上げるという点で、ネパールに拠点を置いているのはネックである。そのため、このようなイベント(Startup Asia)を1つのステップとして、彼らは注目したのである。Amitは、他社サービスに満足していない顧客が多くいることをふまえ、より多くの将来的な見込み顧客と話を重ねていきたいとしている。
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