中国のeコマース「Dangdang(当当)」が電子書籍リーダーを発売−価格は100米ドル以下

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【翻訳 by Conyac】 【原文】

4月に発売されると噂されてからかなりの時間が経ったが、中国のeコマース「Dangdang」がようやく自社開発による電子書籍リーダーの販売を発表した。Douconと呼ばれる電子書籍リーダーはKindle風の電子ペーパーディスプレイを備え、昨年12月にローンチしたDangdangが運営する電子書籍ストアに対応している。Doucon端末上で電子書籍の購入が可能になる。

Dangdangの電子書籍リーダーの販売価格は599人民元(95米ドル)、さらに先着10,000個は499人民元で販売される。こちらがDangdangによる製品の詳細だ。スペックはAmazonのKindleより少し小さく、重量も10グラム程重いだけである。

・6インチの電子ペーパーディスプレイ採用
・800 x 600ピクセル解像度画面
・Android 2.2
・4GB内蔵メモリ
・8.5ミリの薄型ボディ
・230グラム

さらに、初期状態でDangdang電子書籍ストアの売り上げトップ10を含む500作品がプリインストールされている。ユーザは検索エンジンのBaiduやオンライン電子書籍リストを通じて、PDFやePub形式でいつでも書籍をダウンロードできる。

DangdangのDouconは、ShandaのBambookや(昨年Baiduが出資した)Fan ShuのYambook、その他いくつかの競合機種との争いに直面するだろう。AmazonのKindleは中国では公式にローンチされていないので大した問題にはならなそうだ。

最近では、中国の消費者による電子書籍の適正価格は1冊3.5元(50セント)という調査結果が出ており、電子書籍ストアで利益を得ることが難しい現状を示している。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

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