GREEがモバイルメッセージアプリ「Tellit」を秘かに展開、アジアとヨーロッパの一部で人気に

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日本のモバイルゲーム大手GREEがモバイルメッセージアプリTellit(Tell it)を秘かに展開している。Tellitはまず、昨年暮れにGREE Messengerとしてローンチされたが、どうやら3月中頃にTellitというブランド名に変更されたようだ。

問い合わせに対し、GREEの担当者はユーザ数については明らかにしなかったが、Tellitはマレーシア、イタリア、ドイツのApple app storeの無料ダウンロード部門でダウンロード数1位を獲得したと語ってくれた。TellitはiOSAndroid両方で利用可能だ。

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TellitはGREEが投資するeBuddyにより開発された。eBuddyはアムステルダムに拠点を置くスタートアップで100名以上のスタッフから成り、メッセージ系プロダクトに特化している。

eBuddyでストラテジックパートナシップのディレクターを務めるJonie Oostveen氏によると、eBuddyはGREE向けにTellitを開発したが、このメッセージアプリの売り込みや将来計画の立案に関しては支援をしていないという。

eBuddyは微妙な立場に立たされているようだ。同社もeBuddy XMSというモバイルメッセージアプリを提供している。私が知る限り、TellitもeBuddyのバックエンドを利用している。

eBuddy XMSには200万人以上の月間アクティブユーザがおり、eBuddy IMチャットアグリゲータを含む月間アクティブユーザ数合計は1600万人に上る。XMSはGREEのTellitと比べ「ヨーロッパ風の見た目と雰囲気」を持っているとOostveen氏は語る。XMSにはステッカーパックはない。

一方Tellitは、KakaoTalk、Line、WeChatのように全体的により可愛らしいデザインとステッカーを組み合わせ、一般的なアジア文化によりマッチしている。Tellitの人気が高まれば、GREEはTellitをモバイルゲームプラットフォームにしようとしているのではないかと筆者は推測している。しかし、GREEの担当者によると、今のところ同社はTellitをモバイルゲームプラットフォームにする計画はないという。

いずれにせよGREEは自由に活用できる2つのモバイルメッセージアプリを抱えている。筆者は同社がeBuddy XMSを欧米市場向けに、Tellitをアジア市場向けに利用すると推測している。しかし、それを可能にするためにはまずeBuddyの残りの株式を購入する必要があるだろう。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】