ファッション・スタートアップのZoolookがiPhoneアプリを刷新、アジアのファッション・ブランドの有力メディアを目指す

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zoolook_logo香港や東京に拠点を置き、アジアの女性向けにファッション・コーディネイト・アプリを提供するスタートアップ Zoolook は先頃、アプリの大幅刷新を行った。

Zoolook は、ファッション・スナップ写真を投稿・共有したり、他のフォロワーの投稿を閲覧したりすることで、着用している洋服のブランドや商品名が知ることができ、新たなブランドや洋服との出会いを創出するモバイルアプリだ。

今回新たに iOS アプリに追加されたのは、ブランドからのキャンペーン情報の提供を受けられる、ニュースやクーポンの機能である。また、プロフィール・ページが改善され、ユーザが他のフォロワーのコーディネイト、好きなブランドなどの情報をチェックしやすくなった。今回のリリースで、iPhone 5 にも最適化された。(Android 版は近日リリース予定)

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昨年のローンチ以降、Zoolook は日本、香港、台湾で多くのユーザを獲得しており、特にアジア地域では、アメリカ発の同種サービス Pose との間に大きな溝を開けて躍進している。日本国内ではこれまで、アップルストアでのスナップ写真撮影イベントを開催したり、メルセデスベンツ東京ファッションウィークのオフィシャル・アプリに採用されたりすることで、地道にユーザを増やしてきた。既に日本内外の30におよぶファッションブランドと提携関係にあり、今後は若いデザイナーや独立系ブランドとのタイアップも加速させるとのことだ。

日本で人気のファッション・コーディネイト・アプリ iQONPopsugar(Shopstyle) などは、ブランドやショップのEコマースページへ潜在顧客を誘導することで、商品販売のアフィリエイト・フィーを得るなどして利益を得ている。つまり、従来からあるリアルな体験をオンラインに持ってくることで、新たな潜在需要を拡大していると考えられるだろう。

一方、Zoolook はリアルな体験に特化しており、アプリから潜在顧客を誘導できるのは、ブランドのウェブサイトやリアル店舗の一覧情報までだ。アプリのプロモーション活動も、リアルなイベントをベースに発展させており、ショップの売上アップに貢献するのではなく、ブランドのブランディングの一翼を担う立場に徹しているようだ。ブランドにとっては、ファッション雑誌の売れ行き低迷等で、消費者に直接アプローチする手段が減少する中、新たな潜在顧客層を開発できるしくみとして注目されている。

創業者の Benoit Lavaud 氏は、ルイヴィトン・グループでギャランのデザイナーをしたり、ロレアルやシュウウエムラでディレクターを務めたりした人物で、一言で言えば、世界のファッションブランドを知る、フランス人のチョイワル・オヤジだ。日本のファッションブランドを世界へと羽ばたかせることに関心を持っており、今後の彼や彼のチームの動向に注目したい。

なお、香港の CauseWay Bay(銅鑼湾) にあるアップルストアでは、明日5月16日(木)の午後6時〜7時(香港時間)、トップ・ファッションブロガーや写真家を招いての、ファッション・スナップ写真の撮影イベントが開催される予定だ。香港滞在中のファッショニスタは、この機会に Zoolook のアプリをダウンロードして、イベントに出かけてみるとよいだろう。

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