ソーシャルメディア分析でいじめや犯罪から子供を守る、保護者向け通報サービス「Filii(フィリー)」がローンチ

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東京を拠点とするスタートアップのエースチャイルドは、ネット上で起きうるいじめや犯罪などから子供を守るウェブサービス「Filii(フィリー)」をローンチした。このサービスでは、子供の承認を得た上で、子供のソーシャルメディア上の投稿、コメント、メッセージ等(現在は Facebook 上でのやりとりが対象)をシステム的に分析し、懸念を検知すれば親に知らせ、防止や対策を促すことができる。

近年「セクスティング(sexting)」という言葉が生まれるなど、さまざまな犯罪の温床として、ソーシャルメディアやメッセージアプリがやり玉に上がることは少なくないが、基本的に問題を誘発するのは、これらのプラットフォーム自体ではなく、そこにいる一部のユーザだ。しかしながら、プラットフォームの運営者は防止策を講じないことは許されず、他方、電気通信法の制約で第三者が無断で通信内容を傍受し介入することもできない。

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道義と法律の両方のバランスをとりながら、保護者にテクノロジーで子供を守る手段を提供しようというのが Filii のコンセプトだ。サービスを運営するエースチャイルドでは今後、市町村、学校、青少年の犯罪防止団体、ミマモールに代表される安全確保サービスを提供する企業との提携を進めたいとしている。

エースチャイルドの説明によれば、Filii はいわゆるビッグデータのサービスではないが、同じ技術は子供のみならず、社会人の安全確保にも応用することができるだろう。自殺が後を断たない韓国では、ソーシャルメディア分析会社の Daumsoft が Twitter 上のつぶやきをリアルタイム解析することで、79% という高確率で自殺の可能性のある人物を特定し、周囲に防止と環境改善を促すソリューションを確立している。

エースチャイルドはシステムインテグレータ出身の技術者2人によって今月設立されたスタートアップで、サムライ・スタートアップ・アイランドを拠点に活動している。