KMDのインディーズ映画サイト「node」がシンガポールのViddseeと提携、映画監督の海外進出をサポート

by Masaru IKEDA Masaru IKEDA on 2014.2.14

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Viddsee に開設された、「Node Japan」チャンネル。

慶応大学メディアデザイン研究科(以下、KMD)とシンガポールの映画プラットフォーム「Viddsee(ヴィドシー)」は13日、KMD が主宰するインディーズ映画プラットフォーム「node(ノード)」と Viddsee が提携したことを発表した。

node はこれまで、インディーズ映画をサイト上で紹介することで映画監督のステップアップをサポートしてきたが、今回の提携により、Viddsee 上に日本専門チャンネル「Node Japan」を開設し、node 上で公開された作品に英語字幕をつけて Viddsee 上での公開を始める。本稿掲出時点で次の4作品が公開されており、今後、順次、公開作品が追加される予定だ。

  • 英題:Tales from the Cottage 邦題:コクのある小屋(監督:橘剛史)
  • 英題:A Flower in A Part 邦題:片隅の花(監督:戸祭朝美)
  • 英題:A Treasure 邦題:たからもの(監督:山口勇貴)
  • 英題:Rootless Heart 邦題:さまよう心臓(監督:秦俊子)

node は、個人や組織をコネクトすることで価値創出を試みることをビジョンに掲げる、KMD の SPACE プロジェクトによるプラットフォームで、2013年7月にローンチした。一方、Viddsee は、シンガポールの Ho Jia Jian、Derek Tan が2013年3月にローンチしたスタートアップで、アジアの短編映画を配信することに重点を置いている。

昨年9月、シンガポール発の動画翻訳配信プラットフォーム Viki が楽天に2億ドルで買収されたことは記憶に新しいが、アジアでは発展途上国においても、固定ブロードバンドやモバイルブロードバンドの整備が急速に進んでおり、完成度の高いコンテンツのインターネット視聴は、多チャンネルの衛星放送に加えて、新たな選択肢になりつつある。

一定の認知のある映画監督による作品は、世界各地で開かれる映画祭や他の流通チャネルで、海外の配給会社のバイヤーにライセンスが買われることになるが、新人監督が露出する機会は限られていた。ニッチな話題を扱う作品であっても、世界的に一定の視聴層にアプローチできる手段が確保できるという点で、今回の提携は意義深いと言える。

Viddsee は、2013年11月にACE Singapore からシードラウンドで4万ドルを調達している。

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